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カテゴリ:ふたつのスピカ
2学期。
宇宙飛行士訓練も、よりいっそう本格的なものになることもありますし、アスミはこれを機に髪を短くするのでした。 切ってくれたのは、寮長代理のりんごさん。 そして、ひととおり散髪が終わったあとで、りんごさんはふと思い出して言うのでした。 「今度新しく誰か入寮してくるみたいだよ。」 ・・・ 初日から訓練が始まる宇宙飛行士コース。 アスミ、ケイ、マリカちゃんの3人は、同じグループで、この日は宇宙服を着用しての水槽中の作業訓練をすることとなっていました。 3時間も水槽の中に居続けることとなるこの訓練、当然途中で もよおしたとしても外に出ることなど出来ません。 と、なると、実際 もよおしたらどうするのか・・・・・答えは、オムツ。 ![]() アスミのオムツ。 宇宙服の下に、オムツをはいて、いざのときのために備えるのでした。 ・・・さて、アスミにはとっても違和感なしのこのオムツ、一体マリカちゃんにはどのような印象があるのか。 ある意味このオトコのロマンたるものに果敢にも挑戦してくださったのは、他ならぬ、ケイ。 しかし、やはり天はそれを許しはしませんでした。 ![]() いつも冷静であり続ける美しいマリカちゃん ・・・ 訓練開始。 宇宙服着用、そして周りが水ということもあってか、思っていた以上に自由が利かないことに戸惑うアスミ。 それでもがんばるアスミでしたが、ふと、左手に力が入らなくなります。 そのまま何も出来ずに、途中で引き上げることとなったアスミたちグループ。 このアスミの異変を気づかう、マリカちゃん。 思えば天体観測の日、アスミは崖から落ちて左肩を負傷しています。 訓練後、アスミにそのことを尋ねるマリカちゃんに、アスミは言うのでした。 「ううん、わたし 握力弱いし それに 戻っただけだから ![]() マイナスじゃないから」 この左手の握力低下は、もともとアスミが抱えていた獅子号事故の後遺症。 彼女は、それを補うために、小さい頃から握力トレーニングを欠かさず行い、そのおかげで通常の力を出せていたのでありました。 観測会のあの怪我は、低握力に戻ってしまう引き金に過ぎなかったのです。 ・・・ 夕方。 小さい頃と同じように、意識的に左手の筋トレを自室で行っていたアスミに、りんごさんから声がかかります。 声がかけられるや否や、りんごさんのいる玄関へ向かったアスミ。 そこには、その日からかもめ寮に入ることになったひとが、立っていました。 ![]() ・・・・・ 最近やたらひっぱってきましたが、アニメではなかったんですけど、マリカちゃんは寮に入ってしまうのでございますですことよ? そんなん具合で、原作はこの先、すこーしずつアニメとずれていくのです。 ("アニメの方がずれていった"という方が正しいのですが。) なんちゅうか、今回のおはなしはググッとくるような泣き所はあまりありませんでしたが、これもこれから起きてしまう彼女たちの試練の布石なわけで、大事なおはなしに違いないのです(特にマリカちゃんが入寮したとこあたり。) と、いうわけで、次回なんかは全くアニメにないエピソードです。 期待です。 ふたつのスピカ 4巻 ![]() アニメのサウンドトラック これ聴きながら漫画読むと、んもうどっぷり浸かることが出来たりします。 ![]() 拍手にクリックしてくれますと、次書く意欲がすごくわいてきますので、できればお願いします。 web拍手
最終更新日
September 16, 2006 11:01:41 AM
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