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カテゴリ:ふたつのスピカ
駅前の雑貨屋で、気に入ったロケットのキーホルダーを買ったアスミ。
大事に大事に、ポケットに忍ばせておいたのですが、うっかり気づかずに落としてしまうのでした。 そして、その現場を偶然目撃していた、島津に似た、あのときの彼。 しかし、その場ですぐに声をかけることはないのでした。 ・・・ 飛行機の急降下を使った、無重量を経験する訓練。 通称、ゲロ彗星。 最初のうちは楽しいかもしれないが、無重量状態で回転でもしようものなら、それを止める術はそんなになく、最後には酔って吐いてしまうというなんとも実は過酷な訓練。 そおんなことなどつゆしらず、単に好奇心むきだしで大はしゃぎなケイたち。 しかし、やはし最後のほうではアスミが酔って吐くのを皮切りに、んもうみいんなそれぞれ もらいゲロ。 終わった後で、しっかりと、機内の掃除などをやらされる羽目になるのでした。 ・・・ 掃除をやっと解放されて、別のカリキュラムだったシュウ、府中野と合流するアスミ、ケイ、マリカちゃん。 今回起こったこの大惨事を、大変ご機嫌ななめにおはなしするケイ。 それをなだめるかのごとく、自分たちがそれをやったときも見事なまでにゲロまみれだったことを打ち明けるシュウ。 そういうわけで、とどのつまりはこういうこと。 アスミ「それなら みんな ゲロ仲間だね」 大爆笑する一同。 戸惑うアスミ。 「おめーが言うな バカ!」の府中野の言葉に、顔を真っ赤にするアスミ。 こんな光景に、思わず笑みをもらす、マリカちゃん。 出会った当初は、ツンとした表情をくずさなかった彼女も、だんだんと微笑むことができるようになってきていたのでした。 ・・・ 帰り道。 前の日に落としてしまったロケットのキーホルダーがないかどうか、辺りを注意深く見渡しながら歩いていったアスミ。 そうしながら、いつもと同じように、電車に乗りこむのでした。 一方、そのキーホルダーを拾っていた、彼。 電車に乗り込むアスミを見かけ、一瞬躊躇するも、今度は思い切って近づいていくのでありました。 駅を過ぎ去ろうとする電車に、彼は必死に駆け寄り、そしてアスミに語りかけるのです。 ・・・・・ そんなんわけで、ここから、アスミと彼のまともなコミュニケーションが始まるのでした。 そして、これで4巻は終了。 巻末の読み切りはどうしようか考え中。紹介するかもしんないけど、しないかも。 とにかく、そんなん具合で、なんかとっても切ない恋が始まろうとしているこの物語。 次回もすんどい期待なはずです。 (そして、わたくしはどっかに転がっていった5巻を探すのです。 手元にないので困ってますですよ?) ふたつのスピカ 4巻 拍手にクリックしてくれますと、次書く意欲がすごくわいてきますので、できればお願いします。 web拍手 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 17, 2006 10:40:15 PM
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