2007/05/11(金)21:58
人形事件の解決<あいこら>
残る2体も破壊され、いよいよ謎が深まっていたお人形事件。
その犯人とは、な、なんと、三ツ矢氏の奥さんだったのでございました。
家族を顧みず、マルガレイテに魅入られてしまっていた夫の目を再び自分たちの元へ向けさせるがための犯行だったのでした。
しかし、彼女も人形を愛する者。
夫の人形以外は、そのステキパーツを綺麗に残したまま破壊。
その人形愛があだとなり、渋沢氏により華麗に見破られてしまったのでございます。
罪を認め、悲嘆に暮れる妻を見て、自分の愚かさに気づいた三ツ矢氏。
妻と子に手を差しのべ、そしてこの家族に再び笑顔が戻ってくるのでありました。
壊された他の持ち主の人形についても、三ツ矢氏が弁償するということで丸くおさまることに。
・・・
すべてが解決した後で、かわいい梅香ちゃんは言います。
気持ちが分かるかわいい梅香ちゃん。
それに対してフェチ紳士・渋沢氏は静かに返すのです。
「ーー勝手だな・・・
作家の一時の感傷で生みだされ、
それがいつのまにか他人の手に渡り・・・
バラバラにされた挙句に勝手に作り直されて、
そしてまた人の手でこんな目にあわされて・・・
・・・僕は同情するよ・・・
この世に生まれてから誰にも愛してもらえなかった、
この哀れなマルガレイテ人形にねーーー」
・・・
帰り道。
ちゃっかり壊れたマルガレイテをもらって来てたハチベエ&渋沢氏。
マルガレイテを愛してやまないフェチシスツ。
で、血で血を洗うデスマッチ。
愛が故の戦い。
怒られる、フェチシスツ。
ベルクマン。
しかしこいつは人形だったり。
ベルクマン人形をもらって来てたかわいい梅香ちゃん。
マルガレテ人形を愛せるのはベルクマン人形だけ・・・
かわいい梅香ちゃんの主張により、これら2体の人形は、フェチシスツふたりのいずれの手にも渡ることなく、無事に美術部部室で幸せに暮らすことになったのでございました。
・・・・・
個人的には、思ったより渋沢氏のギラギラしたテクニックとかが見られなかったのがちょっと残念かもでした。
とはいえ、とにかくこれでマルガレイテ編も終了。
次は、ひとりひとりにスポット当てた冬休みストーリーに突入する筈です。
「あいこら」連載が始まったとき、主人公・ハチベエが高校1年生の4月だったことを考えると、高校2年になるところで物語が終わってしまうのは十分に考えられるところ(出来ればそうなってほしくないけど)。
その時までの、残り少ない時間を満喫するためにも、これからもひとつひとつのおはなしをじっくり丁寧にみていかなくちゃですね。
そんなんわけで、次はいったい誰にスポットライトが当てられるか、楽しみにしながら待っていましょうね。
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