「アダム・スミス 共感の経済学」ジェシー・ノーマン著(早川書房)
原題は「Adam Smith - What He Thought, and Why it Matters」。2018年に出版され、日本語版は村井章子氏の訳により2022年に初版が発行されている。【目次より】①生涯②思想(アダム・スミスの経済学ほか)③影響(スミスの今日的意義ほか)【感想】著者ジェシー・ノーマン氏は、イギリス保守党の国会議員で、2019年には財務担当補佐官を務めた方、とのこと。アダム・スミスを題材に、ノーマン氏の持論が400ページにわたって縦横無尽に展開されている本、と感じた。アダム・スミスについて残された資料が限られるなか、これだけのボリュームの本を書き上げたノーマン氏の熱量にも、翻訳を完成させた村井氏にも、ひたすら敬意を抱いた。