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October 12, 2024
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カテゴリ:スポーツ


ロッテの先発が佐々木朗希!
初めての佐々木朗希生観戦!
この日は朗希投手初観戦にワクワクしながら楽天モバイルパーク宮城の外野席に滑り込んだ。



座席はバックスクリーン近くの、前から3列目。座ってみると目の前に頑丈なフェンスがあった。
このフェンスは何のためにあるのだろう…?観客がグラウンドに飛び降りないようにするためかな…?昔は乱入してたようだけど今もやる人いるのかな…?とかむにゃむにゃ考えたけど、きっと何か理由はあるのだろう。
だけどとにかく観づらかったので、次回の外野席は真ん中より上にしようと思った。

それでも金網越しに試合を見ていると、この日のお目当てはロッテ先発の佐々木朗希投手だったはずなのに、いつの間にか楽天先発の岸孝之投手のマウンド捌きに魅了されていた。



岸投手は投球間隔が短く、キャッチャーからボールを受けるとすぐに投球姿勢に入る。コントロールも良くてポンポンとカウントを稼いでいく。スピードガンの表示は速くても145キロ前後なのに、例え130キロ台でもボールがしなやかに伸びているように見えて、ホームベース近くで球速が上がっているようにすら見えた。
野手とすればものすごく守りやすそうなピッチング。一度で良いから岸投手の後ろで守ってみたかった、と思いながら彼の投球に見惚れていた。

外野席からでは配球の細かいところは見えなかったけど、佐々木朗希投手はまず、打ち気をそらすような130キロ台でワンストライク。次に150キロ台の豪球でファールを打たせてツーストライク。最後はストレートと変わらない速さのフォークボールで空振り三振。という投球パターンを繰り返し、それがことごとく成功しているように見えた。楽天打線からするとツーストライクを取られた時点で勝負あり。カウントが若いうちに何とかしなければ話にならない…。それがわかっていながらロッテバッテリーの思惑にズルズルとはまっているような展開だった。

一方、岸投手の投球には決まった投球パターンは見られず、なおかつ力で抑え込んでいるようにも見えない。朗希投手とは対照的な感じがした。けれどロッテ打線は岸投手を打ちあぐね、内外野に高々とフライを打ち上げ続けた。ロッテの脅威の四番打者、ボランコ選手もこの日はまったく仕事ができていなかった。
打てそうで打てない。これが熟練の投球術なのだろうか。その秘訣のようなものを少しでも見抜いてみたいと思い、金網越しに食い入るように観ていたけど、僕には何もわからず終いだった。

途中、内野の後ろにフラフラと上がった打球で一挙に2点を失うという不運に見舞われてからも、岸投手は黙々と投げ続け、結局9回の途中までマウンドを守った。
派手なパフォーマンスは一切ないのに、岸投手の存在感はグラウンドの空気を支配しているように思えた。比較的経験の浅い楽天野手陣を背中で静かに鼓舞し、引っ張っているようにも見えた。
まだまだやれる。来年もまた岸投手の投球術をスタジアムで観たい。彼の投球術を、その一端でも理解してみたい。そう思いながら帰途についた。
この日は試合が終わってもまだ8時過ぎ。テンポの良い、見応えのある投手戦だった。






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Last updated  November 3, 2024 04:41:06 PM
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