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January 20, 2025
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カテゴリ:映画


コロナ禍と東日本大震災の両方がストーリーに深く組み込まれている作品。
とりわけ、東日本大震災の話題に触れることが今もって苦手な自分としては、この映画を観るか、それとも観ずにおくか迷った。
結果、脚本が宮藤官九郎さんなので観ようと決めた。

出演は、菅田将暉さん、井上真央さん、中村雅俊さん、竹原ピストルさんほか…
皆さん個性的で、重たいテーマながら最後まで楽しく観ることができた。
涙の中に笑いが込められている、悲しさの中にも明るさがある、官九郎さんらしい映画だな、とも感じた。

ただ、楽しく観られたとは言え、映画の一場面に、百香(井上真央)が夜の岸壁にひとり軽自動車を停めて、津波で死んでしまった2人の子どもたちの歌声をカーステレオで再生している場面があって、それはほんの短いシーンだったけど、たまらなく悲しすぎて辛すぎて、どうしようもない気持ちになった。

代われるものなら代わってあげたい…。そう思わずにいられないほど、あの震災は愛らしく愛おしいたくさんの命たちを奪っていってしまった。その時の感情が瞬時に蘇った。
それと共に、何の役にも立てていない自分、無力な自分に嫌悪しながら、この災害で生き残るべきは自分だったのだろうか…などと、考えても意味のないことを仮眠のソファでグダグダ考えていた震災後の日々も一緒に思い出された。

東京と三陸の町が舞台のこの作品には、被災地と被災者に対する東京からの視点も軽くぶち込まれている。
正論だけどなかなか言えないひと言。
両方に軸足がある官九郎さんだからこそ書ける脚本だな、と思った。

映画の中で流れる「思い出のアルバム」がひたすら心に染みて、泣けた。






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Last updated  January 20, 2025 12:00:17 AM
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