テーマ:今日のお出かけ ~(8372)
カテゴリ:旅
栃木県の鬼怒川温泉。
以前、会津若松から東京に向かう途中、東武鉄道の特急が鬼怒川温泉駅に停車したことを覚えている。 有名な温泉地だけど「鬼怒川」ってなかなか凄い地名だな、とその時思った記憶がある。 鬼が怒っているように荒れる川だったのだろうか…。 その鬼怒川温泉に、今回初めて泊まった。 立ち並ぶ温泉ホテルの多くが鬼怒川の流れに面していて、建物の規模感から全盛期の温泉街の賑わいが容易に想像できた。 いかにも日本の温泉地らしい景色を、鬼怒川に架かる橋の上からしばし眺めた。 鬼怒川温泉は、会津若松から日光、そして江戸までつながる「会津西街道」沿いにあって、今や人気の観光地になった南会津の大内宿などもこの街道沿いだったと思う。 だけど橋の上に立ち、遠くに見える山の向こう側に南会津があると思うと、「山越えの難所」という言葉しか出てこなかった。 実際のところ、どんな人が通るどんな街道だったのだろうか。 ![]() 今回泊まったのは鬼怒川温泉ホテル。 建物はどこもリフォームがきれいに行き届いていて、この日は春休みの家族連れを中心にとても賑わっていた。 ![]() 部屋に入ると窓の外には鬼怒川が流れていて、川向こうを走る東武鉄道も眺めることができた。 たまに浅草発着の特急も走っていた。 会津に向かっては山越えではなく、長いトンネルを抜けたと記憶している。 ![]() 鬼怒川温泉ホテルの夕食はビュッフェスタイルだった。 料理を取りに向かう人たちが常にテーブルの近くを行き来しているので、落ち着いて食事がしたい人向きではない。 けれど料理はどれも美味しかった。 目の前で切り分けられたローストビーフ、揚げたての天ぷら、焼きたての岩魚(かな?)などを含め、各種デザートまで思う存分食事の時間を楽しんだ。 ![]() ホテルの1階と地下1階にはそれぞれ大きな浴場があり、夜と朝で男風呂と女風呂が入れ替わっていた。 清潔で湯船の数も多く、快適なお風呂だった。 ![]() ちなみにロビーでは、チェックインを済ませた宿泊客たちが、甘い物のもてなしを受けながら寛ぎの時を過ごしていた。 館内はこんなにきれいで快適な空間だったのに、温泉街を歩いてみると廃墟となった温泉宿や空き地がいくつも目に入った。 中には窓ガラスが割れたままのビルもあったりして、早々に散歩を切り上げ、ホテルに戻った。 館内の賑わいが、再び街全体に広がりますように、と願った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 13, 2025 12:00:28 AM
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