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May 22, 2025
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カテゴリ:札幌の記憶
札幌から函館本線を旭川方面に江別まで行く普通列車に乗って、入院しているおじさんのお見舞いに行った。

降りたのは高砂駅。
駅員さんがいるのはおそらく昼間だけ、そのくらいの小さな駅だった。



駅の北口から出ると、防雪林と思われる分厚い林が線路に沿って長く延びていた。



この林を横切った先の道路で、いとこ夫妻が待っていてくれた。
軽くあいさつをした後、車に乗せてもらって病院に向かった。

小さな頃から何かにつけて気にかけてもらっていたおじさんは、今は90歳を超え、いくつかの病を患っていると、いとこから聞いていた。

食事をとることもなかなかできないらしく、僕たちが病室に行った時も、ベッドから起き上がることはできなかった。

だけど僕が来たことはわかってくれて、何かを僕に見せたがっていた。
言葉が聞き取れなくて、その何かは結局わからなかったけど、おじさんの姿を見ながら、僕はその何かをちゃんと見せてもらっているような気がしていた。
少し悲しくて、でも嬉しかった。

おじさんが病床で僕を迎えてくれたことに感謝して、今日久しぶりにおじさんに会えたことに感謝して、そして僕をわざわざ病院まで連れてきてくれた、いとこ夫妻にも感謝しながら、彼らの車で高砂駅に戻った。






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Last updated  May 22, 2025 01:34:20 PM
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