テーマ:今日のお出かけ ~(8404)
カテゴリ:札幌の記憶
札幌から函館本線を旭川方面に江別まで行く普通列車に乗って、入院しているおじさんのお見舞いに行った。
降りたのは高砂駅。 駅員さんがいるのはおそらく昼間だけ、そのくらいの小さな駅だった。 ![]() 駅の北口から出ると、防雪林と思われる分厚い林が線路に沿って長く延びていた。 ![]() この林を横切った先の道路で、いとこ夫妻が待っていてくれた。 軽くあいさつをした後、車に乗せてもらって病院に向かった。 小さな頃から何かにつけて気にかけてもらっていたおじさんは、今は90歳を超え、いくつかの病を患っていると、いとこから聞いていた。 食事をとることもなかなかできないらしく、僕たちが病室に行った時も、ベッドから起き上がることはできなかった。 だけど僕が来たことはわかってくれて、何かを僕に見せたがっていた。 言葉が聞き取れなくて、その何かは結局わからなかったけど、おじさんの姿を見ながら、僕はその何かをちゃんと見せてもらっているような気がしていた。 少し悲しくて、でも嬉しかった。 おじさんが病床で僕を迎えてくれたことに感謝して、今日久しぶりにおじさんに会えたことに感謝して、そして僕をわざわざ病院まで連れてきてくれた、いとこ夫妻にも感謝しながら、彼らの車で高砂駅に戻った。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 22, 2025 01:34:20 PM
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