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February 6, 2026
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トランプ政権1期目の2016年から2021年の中頃にかけて、長年ワシントン・ポストで記者を勤めた著者が、アメリカの地方都市に暮らす人たちの姿を追った。



正しく生きていればやがて報われると信じ、それを地道に実践してきた退役軍人のブレントは、イラク駐留当時に拠り所としていたアメリカの正義が見つけられなくなっている。
常に誰かを罵り、強欲の限りを尽くして生きてきたトランプ、誠実な生き方とは程遠いトランプのような人間が、アメリカ大統領という栄誉ある地位を得ていることがブレントにはどうしても受け入れられない。

一方、ブレントの隣人マイケルは、トランプが言い立てる根拠不明な民主党攻撃を真実と信じ、トランプに期待し、心酔している。デタラメを言っているのはトランプではなくマスコミだ。我々はかつて暴虐非道なイギリスと戦ってアメリカ独立を手にした。民主党はあのイギリスと同じように我々から銃を取り上げようとしている。トランプがひどいことを言ったところなど見たことがない…

まったく噛み合わない会話。議論にすらならないまま、小さな地方都市でも分断が進んでいくアメリカの姿が淡々と描かれていた。

国民の分断と対立を煽り続けるトランプは、最終的に何がしたいのだろう。
自分に異を唱えない人間、とりわけ白人に囲まれて、常に誰かを吊るし上げることで身内の結束を固め、お金だけはうなるほどあるような国を作りたいのだろうか。
そんな国に住みたい人はいるのだろうか。

家族の問題やイラク駐留当時の記憶など、話が様々飛ぶので読んでいてストーリーがつかみづらいところはあった。
ただ、それよりも今は、このような本が自由に出版され、誰でも自由に読める世の中であり続けてほしいと強く思った。





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Last updated  February 6, 2026 07:56:32 AM
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