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April 2, 2026
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ナワリヌイは2020年に航空機内で毒殺されかかり、治療のため移送されたドイツで奇跡的に回復。その後、仲間の反対を押し切ってロシアに帰国したところを逮捕、収監された。
この本はその頃に執筆され、2021年に出版されている。

ナワリヌイ氏は2024年にロシアの刑務所で死亡した。

出版から5年。ほんの少し前まで民主主義国家のリーダー的存在だったアメリカが、大統領の誤選によって音を立てて崩壊し、その惨状を世界は目の当たりにしている。
今のアメリカ政権が目指しているであろう独裁政権の大先輩、ロシアについて、ナワリヌイを論じる視点から見てみようと思った。

3人の共著によるこの本は、クレムリンの政治を100%の悪とは決めつけず、比較的冷静にプーチンとその政権を評価していた。プーチンは国民を力だけで押さえつけているわけではない、とも書いている。
多くの国民にとって、ロシア=プーチンであり、プーチンへの国民の信頼は厚い、と。

もしかするとロシアは、時代劇で描かれる江戸時代の日本に似てるのかもしれない、と感じた。

城に暮らす殿様と庶民の間には比較にならないくらいの貧富の差がある。そして殿様に忠誠を尽くす役人たちは常に刀を携え、しばしば問答無用で庶民を引っ立て、あるいは斬り殺す。
さらに、殿様の庇護のもと特権的な商売で大儲けしている商人もいる。
それでも、それ以外の世の中の情報を見聞きしていない庶民は、そういうものだと思って日々を生きている。食い扶持以外は年貢として吸い上げられながらも、来る日も来る日も空模様を気にしながら今年の豊作を願い、農作業に勤しんでいる。

ロシアは昔も今もそういう国なのかもしれないと、この本を読んで感じた。

政府にとって都合の良い情報しか民には与えず、かつ、少なくとも最低限の暮らしはできるようにしておけば、大半の国民はそれが楽だと感じて飼いならされてしまうのかもしれない。

だけどアメリカはそういう国にはきっとならないとも思った。なぜならアメリカの民衆の成り立ちがロシアのそれとは大きく違っているように思えるから。
そうであることを願っている。





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Last updated  April 2, 2026 12:00:13 AM
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