|
カテゴリ:本
この本にはアドラーやフロム、三木清など著名な人物の言葉が数多く引用されている。
その上で著書の視点や認識をふんだんに盛り込みながらこの一冊は出来上がっている。 その中の一文を引いてみる。 『職場で何か不正があった時に、それは違うのではないかといったら、たちまち職場の秩序や和が乱れ、上司はもとより同僚からも良く思われない。その上、仕事を失うかもしれないと恐れる。そのようになることを恐れた人は何もいわない。上司によく思われないと出世に障ると思った人は、上司の不正をあえて見逃してしまうのである。』 岸見さんの実体験がこれを書かせているとすれば、それはどのような職場だったのだろう、と思った。 自分の経験で言えば、職場ではミスはしばしば起きるが不正はめったに起こらない。 ただ批判だけしているのはNGだけど、代案や解決策を提示する限り、批判や異議が職場の秩序や和を乱すこともない。 ミスを指摘したからといって上司や同僚からよく思われないこともなければ、仕事を失うこともない。 「上司の不正」が「上司の判断の誤り」のことであれば、結果論としてそれはしばしばあるが、それであれば尚、検討段階での部下からの異議は問題にされない。 職場のケースにしても、子育てのケースにしても、岸見さんが、これはこうだ、と明快に述べていることを、それはそうだ、と思えない部分もありつつ、全体的には自分のこれからの生き方の貴重な参考として読了した。 【目次より】 1.人と人がつながっているのがノーマル 2.依存する人 3.支配する人 4.関係を分かつ 5.依存と支配 6.孤独を恐れない 7.自分の人生を生きる 8.親は子どもにどう接するか 9.理解するということ 10.まず人間であること 11.愛するということ 12.本当につながりたい人とつながる
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 11, 2026 12:00:12 AM
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|
|