映画「サンキュー・チャック」【感想】
「平凡な男が辿った数奇な人生」「感動のミステリー」「世界の終わりに明かされる、愛すべき贈り物とは?」ポスターに書かれたこれらの言葉だけを予備知識に、映画「サンキュー・チャック」を観た。今回はネタバレの心配がない感想。この映画を観ながら、そして観終わってからもしばらくの間、本当に久しぶりにアメリカの良心に触れた感覚に浸っていた。その昔、僕が少しだけアメリカで暮らしていた時に目にしていた住宅街の風景や、そこで出会った人たちを思い出し、重ね合わせながらスクリーンを見つめていた。今は、トランプとその取り巻きがアメリカ国内と世界をずたずたに切り裂いていて、アメリカに行きたいという気持ちにはなかなかならない。だけどこの映画を観て、アメリカでの日々がめちゃくちゃ懐かしくなった。「世界の終わり」がこの映画の真ん中にありながらも、その随所に自分には輝いて見えたかつてのアメリカと、アメリカの人たちの姿があった。