Via USA

2006/08/15(火)14:50

歯医者

今日は半年に一回の歯のクリーニングで歯医者に行く。 アメリカの歯医者は、日本のように一人の歯医者が全てを診るのではない。一般歯科、抜歯専門、神経を抜く専門、知覚過敏専門等々、細かに分類されている。基本的に予約が必要。そして歯医者によっては初っ端から治療はしてもらえない。先ず一般歯科へ行ってクリーニング、レントゲンと段階を経て治療となる。その後、特別治療が必要な場合は、専門へ回される。 こちらで初めて歯医者にかかった時は、歯医者に対する何の知識もなく、歯医者を探すだけでもどえらくエネルギーを使ったのを覚えている。 最初は水が歯にしみる程度だったのが、だんだんお湯までしみるようになってきた。気がつけば大きな穴が。ぎりぎりまで我慢したが限界を超えた。 早速、いつも散歩中に近所で見かける歯医者へgo! が、予約なしでは受け付けてくれない。予約をとる。来週。歯が痛い...やっとその日が来て診てもらうが、その前にレントゲン。 歯医者A「さぁ、どの歯かな?ああ、大きな穴だね」とレントゲンを見ながら。 私「ソウ、とても痛いの」 歯医者A「じゃぁ、麻酔をして抜くから」 私「抜くぅ~!? なんで?」 歯医者A「だって僕は抜歯専門だから。抜きたくないんだったら、他の歯医者へ行くしかないよ」 ってことで、レントゲン写真だけをもらってスゴスゴと振り出しへ戻る。レントゲン代$60 そうこうしている内にどんどん痛くなる。知人に相談して、やっと一般歯科を紹介してもらう。初回はクリーニング($60)だけで終わる。2回目。 歯医者B「ああ~、大きい穴ね。これは神経を抜かなきゃいけないわ。私じゃできないから専門医を紹介するわね。その後、またこっちへ来てね」 私「もうどうでもいいから、前に進んで」 と、ルートキャナル専門の歯医者に回される。 歯医者C「日本人? 僕日本人の患者持つの初めてなんだ~。僕の従兄弟がね、日本人の女の子と結婚したんだよ。ピーチク、パーチク、@○*×@!&%^$#.............」つづく、つづく長い話。もうかなりどうでもよくなってる私。治療費 $1,350 ルートキャナル専門の歯医者Cが終わると、一般歯科の歯医者Bへ戻る。そこでクラウン。 歯医者B「見てみてー、この銀歯!! こんな形に精巧にできてるわ。さすが日本よねぇ」と他のスタッフを呼んで私の銀歯を見せる。おまけにクラウンの色を選ぶ時、 クラウン業者「へぇっ、こんなに黄色い歯の人は見たことがない」 歯医者B「日本人はこんな色なのよ。この治療が終わったら、歯のブリーチしましょうね」もぅ、放っといて! ブリーチはしません!(あの荒川静香でさえ、アメリカでは歯が黄色いと言われていた。) アメリカの歯医者は高い! 当時、学生保険にしか入ってなくて、歯は事故で折れた場合しかカバーされていなかったので全て実費!!! クラウン代 $1,000 その他治療を含め、最終的に約$5,000の出費。日本へ帰って治療した方が、飛行機代を含めても安くつく。 そして今は歯医者ジプシーに終わりを告げ、Dr.キムに落ち着く。彼女は結婚前からの付き合いで、何かと相談に乗ってくれる。(独身主義の彼女は、私の結婚に反対した。結婚した時「あんた結婚したの!?止めときなさいって言ったのに。結婚なんかするもんじゃないわよ。私はしないわ←聞いてないって」) 彼女の予約をとると普通2~3週間待たされるが、痛いといえば木曜日にTELして月曜日には診てもらえる。彼女のお昼休憩を削って診てくれるのである。そして腕が良い!麻酔の注射の痛み以外は感じない。(お陰で治療中に口を開けたまま寝てしまった事がある)ブリーチだの余計な事はしないで、お願いした治療だけをしてくれる。 今日はクリーニング、半年後にまたクリーニングとクラウンの治療をする。※ ※アメリカに来て3本クラウン治療をした。これらは新しく虫歯になったものではなくて、全てかつて日本で治療した銀歯の中が悪くなって、クラウンになったのである。帰国した時ちょくちょく歯医者に通って悪い所はないか診てもらっていたのだが、一度も銀歯のチェックはしてもらえなかった。日本の歯の治療って、一度銀で被せをしてしまうとそのまま何年も放置で、最終的に抜歯→入れ歯となるケースが多いのではないだろうか。アメリカではできる限り、オリジナルの歯を残す治療をする。この点、アメリカの歯医者の方が好きだ(高いけど)。

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