1435171 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ほのぼのノルウェー暮らし

ほのぼのノルウェー暮らし

デンマークでの災難 3


ダンナが一体何にそんなに驚いたのかというと
車の故障の原因を発見したからなんですよ。

それは、バッテリーが上がったからではなく、バッテリーに
電気を送る配線?? が切れてたからなんです。

 → どうもサファリパークで損傷した模様


  新しいバッテリーを買わなくて、本当に良かったでつねっ!!


これだったら自分で直せる!! と大張り切りだったうちのダンナ
ですが、いつもなら我家の車のトランクには、ネジ回しやら
ペンチやらドライバーやら、いざという時に備えて
これでもかっ! っちゅうくらい訳のわからないものが
たくさん入ってるわけですが、今回、ドイツで色々買い物する予定が
あったので、場所を確保するために全部トランクから放り出して
自宅に置いてきてしまったわけですよ。

こういう事って、用意周到にしてる時に限って何も起こらず
準備してない時に限って何か起こるもんですねっ!


 『 ああああーーーーっ、修理道具さえあれば~~~~っ!! 』

 『 何がいるのん? 』

 『 ナイフとぉ~~、ビニールテープとぉ~~、
   ネジ回しとぉ~~、あれと~~、これと~~・・・・ 』


車の修理場周辺を見回すも、車やタイヤを売ってる店とか
色んな会社が立ち並ぶ地区で、日曜ということもあり
誰も歩いてませんね。

と、その時、修理場の隣の建物から男性が一人出てきて
外で何やら作業してるのが見えたんですよ。


    彼に聞いてみよう!!


と、ワタシたちは彼に恐る恐る近づき
ノルウェー語で → デンマーク人にはノルウェー語が通じる

 『 あのぅ~、車を修理する道具なんてお持ちじゃない
   でしょうか?  明日ノルウェーに帰る予定なんですけど
   途中で車が故障して、あそこの修理場まで運んでもらった
   んですけど、故障の原因がわかったので修理したいんです
   けど、道具がないんです~ 』


     と、その青年は

 『 ボク、デンマーク語できないんです 』 と英語で

  おっしゃったので、もう一回同じ事を英語で言ったら
  手伝ってくれるとのこと。

  何でも彼は、ニュージーランドから来た物理学者とか・・・。

  色々世間話などしながら30分ほどで作業は終了。
  何だかんだ言って、ニュージーランド人の彼が全部
  やってくれたんですが・・・・。

  いやね、ダンナがやるべきだったんですが、服装がね・・・。
  車の下に潜り込まなきゃならなかったもんで・・・。
  ニュージーランド人の彼は、汚れてもオッケーな作業着 
  着てらっしゃったんですよ。

  で、修理が終わって、それでは・・・・・ と
  エンジンをかけてみると


     ブルンッ


  わーーーーいっ!!  エンジンかかったがなーーーーっ!!


    もう笑顔爆発のワタシたち。


 と、ニュージーランド人の青年は

  『 じゃ、気をつけて帰ってね! 』 と立ち去ろうとするので

  『 あーーーーん、ちょっと待ってーーー 
    何かお礼がしたいのだけど・・・・ 』 とは言ったものの

 あげられるものと言えば、お酒ぐらいしかなかったんですよ。

      と、彼は

   『 ノルウェーのチョコレートなんて持ってたりしない? 』


      と言うので


   えええええーーーーー!!  そんなもんでええのん??


  って、持ってたらいくらでも差し上げるんですけど、運悪く
  ほら、ドイツに行くときだったらドイツ人の友達のお土産用に
  持ってたんですけど、帰りだったんで、もう全部あげてしまって
  残ってなかったんですよ。
  しかし、行きのフェリーの免税店で買ったスウェーデンの
  チョコレート1パックを食べずに持ってたので
  これで良かったら・・・・ と差し上げたら大喜びしてました。


     安上がりな人だこって・・・・・。


  その日はオーフスで一泊することになりましたけど
  彼のお陰で、ワタシたちは予定通りノルウェーに戻ってくる
  ことができました。

  もうね、車が直って、上機嫌になったワタシたちは
  ホッとしたこともあって、ホテルの近くにあった
  チャイニーズレストランでたらふく食い
  ホテルの部屋でビールなんか飲んじゃったりして
  祝杯あげちゃいました。


  ああーーーー、びっくりした。







© Rakuten Group, Inc.