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ほのぼのノルウェー暮らし

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国際結婚をきっかけに、10年以上オスロで慌しい生活を送った後、オスロとは別世界のドランメン市郊外の人口僅か8000人の村に移住し、スローライフを満喫中。　　アウトドアと旅行と猫が大好き。食に関しては尋常ではない情熱と労力を注ぐシト。

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2018年10月11日

9月のある日、我家から車で１時間ちょっとのEggedalという
ところに興味深い登山道があるという情報をキャッチした我家。

何でも最近、ノルウェーで一番素晴らしい登山道という賞を獲得したそうで
久しぶりに登山に行ってみたくなりました。

2016年から4人のネパール人のシェルパ　(登山ガイド)　が
少しずつ登山道に石板を敷き詰めるという工事を着工。
それに伴い、200トンもの石板をノルウェーのDovreにある会社から購入し
Eggedalまでヘリコプターで輸送。

ノルウェーの登山道って、手付かずのところが多いから
こうやって人の力で手を入れられた登山道って珍しい。

ネパールは数年前、大地震に見舞われているので、このシェルパの方々が
ノルウェーで稼いだお金は、被災地の復興に使われるそうです。

それにしても、見事な出来栄え！
シェルパという仕事は常に死と隣り合わせ。　ノルウェーで石板敷きつめてる
方が遥かに楽とのこと。

あと、もう一つの見どころは、山頂にある赤ちゃんを抱くマドンナ像。
カトリックの国では、公園や森にマドンナ像がある事は珍しいことでは
ないらしいけど、北欧内では、ここだけやそうです。

このマドンナ像は、この登山道が有名になる前の2009年に設置されたそう。
そもそも、この登山道周辺の森を所有していたAnne Margrethe Buggeさんと
いう方が1989年に自治体にこの森を寄贈。
Anne Margretheさんは1995年に亡くなるも、遺言で、この山頂に
平和の象徴としてマドンナ像の設置を強く望んでいたといわれ
その願いは彼女の死後、忘れられることなく、彫刻家のTurid Angell Engさんに
よって製作されたマドンナ像が2009年に設置され、今に至る
という話。

　
途中、車での通行料と駐車場代、70クローナを支払う必要あり。
支払いはカード払いのみ。

　　　　　　　　それでは、スタート！

　　　　　　行ったのが9月の中頃だったので、紅葉が始まっていて
　　　　　　きれい！

道が平坦なところは、この石板があった方が確かに歩きやすいけど
　　　上りになってるところは結構キツイわ。
　　　上り坂より階段の上りの方がキツイのと同じ。

　　　登山道全てにこの石板が敷き詰められてるわけではなく、ないところも
　　　あるので、雨の後に行く場合は防水の靴を履いていった方がいいかも。

　　　しかし、上へ上へ上がるにつれてすごい風！

　　　　　　頂上到着～。　　これが赤ちゃんを抱くマドンナ像！

　　　頂上は360度、どこを見ても開けた景色！
　　　ノルウェーで一番美しい山と言われているテレマルク地方の
　　　Gaustatoppenを始め、ハーダンゲルの氷河やNorefjellなんかも
　　　見渡すことができるそうです。

　　　強風にさらされながら、頂上で持参したサンドイッチと珈琲で
　　　ランチ☆　　うまいっ！

　　　下山は来た道とは違う道から下りれるので、行きとはまた違った景色が
　　　楽しめます。

　　往復、短い休憩も含め普通のペースで歩いて3時間ちょっとってとこかな？
　　並みの体力の持ち主であれば、子供でも、シニアでも誰でも楽しめる
　　レベルです。

　　登山シーズンは6月から10月までなので、まだ間に合いますよー。
　　けっこう広い駐車場やったけど、最近、めっちゃ混んでるらしいです。

　　　　　家に帰る途中、こんなビーチ発見！

　　ノルウェーが生んだ英雄、長野オリンピックやソチオリンピックなど
　　数々の金メダル保持者でもある元バイアスロンの選手
　　Ole Einar Bjørndalenの故郷、Simostranda通過。　　
　　特に雪深い地域でもないのに、こんなところからエライ大物が
　　誕生したもんですな。

　　　こんなものまであるとは！！　　村の誇りやね。
　　でも、まだ若いし、生きてはるのに、なんか死んじゃったみたいじゃねーか。
　

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最終更新日 2018年10月11日 02時10分06秒
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