7年前、隕石が落下した地点…渋谷廃墟。
シャドウが厳重に監視するゲートから田所(山口祥行)と三島(弓削智久)が現れた。
田所が目にしたのは、重厚な扉、そして扉に描かれた3つのマーク。一体そこには・・・。
「なぜ私をエリアXに入れたんです?」
「ガッタクの出現でマスクドライダー計画も次の段階に入っている。そして多分ワームもな・・・」
突如、ジオフィリドワームに襲われるひより(里中唯)。
と、そこへ加賀美(佐藤祐基)が現れるとガタックに変身。ライダーキックでワームを撃破。
「よっしゃー!強いぞ俺!!やっと俺の時代が来た、というか時代が追いついてきた~」
と、ハイテンション。しかし、 その一部始終を見ていたひよりは、7年前、両親を殺したと思われるベルトを巻いた少年を思い出していた。
三島から報酬を受け取るじいや。しかし、金額はなんと0。ガッタクが現れた今、サソードの力は必要なくなり契約を破棄されてしまった。神代剣は売るほど金はある、俺の邪魔をしなければいいと、あっさり立ち去るが、じいやは食い下がる。実は名門神代家は昔の話。今や財政難、火の車なのだ。
天道(水嶋ヒロ)は、ふと立ち寄った屋台のラーメン屋で、思わず上手いとつぶやいてしまう。このラーメンはもしや・・・目の前には働くじいや(梅野泰靖)。
「人類の宝にこんなことをさせるわけにはいかない」
と、天道が屋台を切り盛りすることに。 その屋台にワームを倒してご機嫌の加賀美がやってきた。 天道、樹花、ひよりの姿に驚く加賀美。「これからラーメンはここで食べろ」と豪語する天道に、自信に満ち溢れている加賀美は
「俺の食べるラーメンは俺が決める」
と強気な一言も、その旨さに涙を光らすほど感激し、あっという間に完食。「食ったからには手伝ってもらおう」と屋台を手伝うことに。
帰り道、ひよりからガタックのことを指摘され、思わず口ごもる加賀美。 「あのベルト、お前のだったのか?」天道も加賀美も自分ではないと言い張るが、
ひよりの厳しい追及に加賀美はすっかり我を失い、「俺の持っているベルトと天道のとは違う」などと余計なことまで口走ってしまう。
緑の石を手に両親の墓の前にたたずむひより。 天道も加賀美も自分のことを守ってくれているのに、信じることが出来ない。ベルトの少年の記憶がはっきりしないことに苦悩していた。
ひっそりと涙を流すひよりを遠くから見つめる去っていく天道。入れ違いに駆け寄る加賀美。7年前、ベルトを巻いた少年に両親を殺されたというひよりの告白を聞き、自分よりもずっと前からベルトを持っていた天道に疑惑を抱く。
大盛況のラーメン屋台。その行列を見つけた神代剣のリムジン。天道の屋台と気付いたじいやはパレードとごまかすが、妙に気になる神代剣は、割り込みして屋台の席に。しかし、
「おばあちゃんが言っていた。美味しい物を食べるのは楽しいが、一番楽しいのは待っているときだ。」
「ならば、俺は行列においても頂点に立つ男だ。」
と、意外と素直に列の最後尾に、そしてようやく口にすると「旨い」の一言。そこにカブトゼクターが現れ、天道の仕事を手伝い旋回する。「ワームが出前を待っているということか。」と、ゴム手袋をぬぎ去ると飛び出して行く。神代剣は、手袋を叩きつけられたと思い込み、「これは決闘の申し込み・・・」と勘違いしてしまう。
ワームの出現に駆けつけたカブトはボウリング場でワームを撃破。 落ちていた緑色の石を拾い上げると、そこに加賀美が到着。「その石は?」と問いかけるも、「ただの石だ」と、粉々に握りつぶしてしまう。加賀美は変身を解除した天道から何故、ライダーベルトを持っていたのか問いただすが、天道は壁に描かれた太陽を指差し去っていく。
ZECTの調査で緑色の石が渋谷隕石の一部であることが判明。 田所らはワームが石を持っている人間を狙っているのではと疑う。
ということは、同じ石を持っているひよりが危ない。両親の墓参りをしているひよりに襲い掛かるワーム。駆けつける加賀美はひよりの目の前でガタックに変身、ライダーカッティングでワームを撃破した加賀美。緑色の石を見つめるひより。そして三島が2人を物陰から見守る。
一方、勘違いだらけの神代剣はサブールで天道と決闘開始。勝利した天道は止めを刺さずにいると、「俺に情けは無用だ」とサソードに変身。天道もカブトに変身し激しくぶつかり合う。
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