ラ・ラ・ラ・メディテーション

2005/06/01(水)12:35

かんしょう

瞑想・気づき(82)

思考や感情や感覚といった「気づき」の対象物と、それに「気づいているもの」の「両方に気づいているもの」って誰~れだ?と問うたら、そこには誰もいなくて、突然、脚ががたがたと震えだした。 がっちりと抱きしめてくれたワドゥドゥの腕の中で、僕は底なしの恐怖のなかにレット・ゴーしたんだと思う。 気がついたら振るえはおさまり、ワドゥドゥから黙ってはなれ、ひとりになってみたら、それはそこにあった。 その日は、マインドは遥か遠くにあるもので、だからこそそれをそのままにしておくことは、あまりに当たり前のことだった。マインドは雲みたいに現れては消えるもので、一切関係のないものだった。 夜道を歩きながら星空を見上げると、意識は宇宙のようにどんどん広がっていくようだった。 その日は安らかに寝て、次の日に起きてもそれはあって、ワドゥダの家に泊めてもらってたので、起きたら「ダイナミックに行ったか?」と挨拶されて、それから少し亀裂が入ってぶれた。長年の尊敬する大先生からの軽い挨拶だから、意味深にとってしまったのだ(笑) だけど、まあそれも過ぎ去り、やっぱりその日は良い感じ。そのうち「やったぜ」というマインドの雲がモクモクと大きくなってきたあたりから、結局いつもの僕に戻った。「やったぜ」を批判する「何でも批判したいマインド」を観ることも、その時はできなかったんだろう。 誰にも黙ってたけど、少しだけ友人に自慢したのも良くなかったんだろう。 それはたぶん三度目にセドナに行った時のことだ。もうずいぶん昔のことだから少し恥ずかしいけれど書いてみた。 その後、メタ・フィジカル・サージェリー(形而上学的手術)を受けたりして、ワドゥドゥにいろいろ教えてもらって、それまでは、「悟り」とか、「光明」とかいうわけのわからないものに闇雲にあこがれていた僕は、それからは「観照」をターゲットにして精進している。 「気づき」のピーク体験として、「観照」があると思っている。「気づき」を育てることと、「気づいているもの」を留意することは、それを準備はするけれど、「観照」ではないと思う。 しかしどうやら「観照」は努力では起こらないらしい。 OSHOにチューニングすることが、それの何よりもの助けになるとワドゥダもワドゥドゥも教えてくれた。 努力では起こらないからと、ライオンキングの「ハクナ・マタタ」みたいに、努力するのを止めかかっていた僕に、ワドゥドゥは「ライト・エフォット」という仏陀の言葉を教えてくれたこともあった。精進。 「私はその正しい努力も落とすところにいるけれど、きみはそれをしなくちゃいけない。」と、あのクリスタルのような目玉ごしに言われたから、その気になった。 で、地味な努力を遊びながらやっている。OSHOのライト・エフォットについての講話はいつか訳してみたい。 長い年月、正しく努力してきた先輩たちは、もう既に、ご褒美は手に入れてるのかもしれないけれど、それだったらお互いのサイレントの交換に、ぜひワドゥドゥに会わしたいなあ。会っても話すことはないのかなあ。 最近流行の福音に隠れて目だたなくなってるけれど、彼が何年ぶりかで日本に来ることは、超大型台風の目玉だけが静かに上陸するかのようで、想像しただけで、ヒェ~とした冷気を感じて、僕の襟は伸びる。 グループなんて今さら・・と思うだろうけれど・・僕なんかよりも古いサニヤシンとこそ彼はワークをしたいと思う。 一般的には、クールな秘教科学者の親玉だと思われているけれど、はだしで踊る熱い魂のオッチャンです。ハートもバクダイ。怖いくらいOSHO一筋なので、「自分は古いタイプのサニヤシンだ」と苦笑してました。 ●第三の目を開く(ワドゥド) ● 日程:2005年12月9日(金)~11日(日)  ★ 時間 10:00~17:00 ★ 費用:***円(通訳付き、税込) ★ 会場:東京  ☆ 講師 ワドゥド ●第三の目を開くことは、太陽と空を覆っていた黒い雲が通り過ぎた後に、澄んだ空を見るようだと言えるかもしれません。思考や、夢、不安、感情といったものを伴ったマインドは、気づきの明晰性を覆った暗い雲のようです。瞑想は明晰性と、第三の目のヴィジョンを開きます。そしてマインドの雲と混乱からあなたにもっと距離を与えます。 瞑想は、沈黙、静寂、闇のもっとも深い中心に飛び込む機会をあなたに与えます。そしてあなたはそれ以上のものさえ得ることができます。 この週末の瞑想は、あなたの人生の中でより大きく、広がるものを発見する環境を作り出します。これはあなたにより深いリラックスを与え、緊張とストレスが軽減し、内なる平和と素晴らしい明晰性をもたらします。 この週末は、すでに瞑想をしている人にも、初めて瞑想をする人にもお勧めします。あなたの瞑想を深める機会です。 毎回、異なった瞑想のテクニックをこのグループでは紹介しています。瞑想の経験が、参加する度にとても深まっていくので、この瞑想グループに何度も参加することはとても助けになります。 ■ ワドゥド プロフィール   Wadud ワドゥドはハーバード大学で修士課程を修了し、Osho International Meditation University(和尚国際瞑想大学)の瞑想博士号を取得していま す。彼は和尚による各種の瞑想を『Meditation: The First and Last Freedom』の一冊に編纂しました。(邦訳 新瞑想法入門) ワドゥドは、ワドゥダとアルヴィーナの支援と、さらに特別なメタフィジカル なヒーリング能力を持つ多くの人々の協力を得て、プネーで「メタフィジカル ・サージェリー」を開発しました。  

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