就任の御挨拶
Frohes neues Jahr!新年おめでとうございます。この1月1日より、葡萄酒村 Markus 教会(Evangerisch)のオルガニストに就任いたしました。時々練習させていただいていたのですが、前任者が40年のDienstの後、引退することになり、なぜか私に声が掛かりました。今までヘッセン州で仕事をすることが多かったので、ついHessenのハレルヤを弾いてしまいそうになりますが、ここはBaden。当分ドキドキしながら弾くことになりそうです。私より上手に弾ける人は山ほどいらっしゃるんですが、歌いながら弾ける人は他にあまりいないようで、しいて言えば、それで目に留まったとしか思えないというか、他にとりえがないというか。独奏曲のレパートリー不足は生徒を歌わせることで解消しようという目論見。大晦日にはVivaldi、本日の正式な初仕事では、Vincent Luebeckのクリスマスカンタータ、でした。オルガンは1960年Weigle28 Register コンビネーション2Mechanischer Spieltraktur 塔の修復費用募金中なので、まずはチャリティーコンサートを企画しています。皆様、よろしくお願いします。牧師に、ここで弾かないかと声を掛けられたとき、常連代理をしていたHP村の教会を思って、3秒考えました。まあ即答みたいなものですが、ずぶの素人として代理を始めて暖かく失敗の数々を見守ってもらった精霊教会とお別れするのは寂しいものがありました。たまには弾きにいきたいからと鍵はまだ持たせてもらってます。(ここは15 Register Trompeteなし。でも木の鍵盤で手が冷えにくい!!)日曜の9時半から、夫と子供が寝てる間に(!!)仕事って、なんだか主婦の新聞配達みたいです。ギャラも主婦パート並だったりしますが、初めてLohnsteuerkarte 納税者カードなるものを手にしました。今までフリーの音楽家という、きわめて失業者に近い立場でありましたから、納税者カードとは縁が無かったのです。さぁ次はチェンバロ界に忍び込むために先生探しかなっ!?(A=440Hzでないと弾けないのに、どうする・・・・)