洋梨・麗しのへレーネ風チョコケーキ
ビルネヘレーネ Birne Helene・麗しのヘレネ、というのはチョコレートと梨(ビルネ)の組み合わせによく使われる名前です。洋梨はBirneと言います。ちなみに電球も形が似ていることからBirneです。日本の梨も最近はNashi Birneとして売られています。ひたすら甘いBirneと爽やかな酸味のある梨は、同属にして同種にあらず。「ビルネは梨じゃない。」土曜に来客があったので今週はオリジナルに挑戦、洋梨の缶詰とチョコレートを使ってバターケーキに一捻り。基本はカトルカール(4分の4)、つまりバター、卵、砂糖、粉を同じ重量ずつというものですが、チョコレートの甘みが加わるので砂糖を半分にしました。チョコレートはフランスのビターチョコレート。大事にしすぎて食べそびれ、表面が白くなってしまったものを、湯煎で溶かします。生地はフードプロセッサーで。バター→砂糖→卵黄→溶かしチョコ→粉→ハンドミキサーで固く泡立てた卵白を手早く混ぜて出来上がり。大き目の型に薄く焼きました。今回の特色は梨の下に製菓用マルチパンを埋め込んだこと。私はマルチパンは特に好きではないのですが、梨の味を引き立てて良いと思います。170-180度、約1時間。残しておいた溶かしチョコで仕上げ。チョコレートの質が味の決め手です。