アメリカ奮闘記

2005/07/12(火)15:39

災害損失拡大で保険業界 地球温暖化・異常気象に注目

政治・社会・環境(54)

今年初のハリケーン「デニス」がアメリカに上陸し、いよいよハリケーンのシーズンがやってきた。 去年は大型ハリケーンが4度もアメリカに上陸した2004年の災害損失は1145億ドルと過去最高となった。1980年のそれは400億ドル、1951年は105億ドル(インフレ調整後)で、年々災害損失は増えていることがよくわかる。 この増える損害に苦労しているのは保険業界だ。過去の天候データから計算された損害リスクはもはや信頼性にかけ、保険会社は地球温暖化の異常気象の論文に注意深く調べている。 「災害をより引き起こす見通しは、保険料の値上げ」を意味するのだけども、この損害リスクの計算を誤ってしまうと保険会社をつぶしかねない。 最近の異常気象。年初にはカリフォルニアで大雨がふり、最近は赤潮で海が汚い。そして大型ハリケーンが。この異常気象をみるたびに、地球環境のことがきになる。おそらく、金がかかっている保険業界にしてみたら、僕以上に地球環境について気にしているはずだろう。

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