第14回東山三十六峰マウンテンマラソン(07)<日時> 平成19年12月9日(日) 晴れたり曇ったり霧雨もあり 弱風 適度に寒い コースは、概ね「京都一周トレイル・東山コース」を逆走するコース。街中は信号回避等の関係で曲がりくねって複雑、地図を持っていても1人ではトウテイたどれそうにないコースです。 山を4つ越えて、京都の市街地を右手に見ながら、宝ヶ池公園から伏見稲荷大社までの30km。 (事務局からいただいた地図をもとに作成しましたが、細かいところは違っているところも多々あるとは思います。高低図はいただいた地図から直にスキャンしました) <結果> ゴールタイム 3時間59分09秒(手元計時) <ラップ> (5km毎のラップにあまり意味はないとも思われますが、次の機会の比較用に取りました) S-5km 31.41 5-10km 47.05 第1エイド(朝鮮高校) 1.31.13 10-15km 46.24 第2エイド(日向大神社) 2.28.26 15-20km 40.43 20-25km 35.16 第3エイド(泉涌寺) --- 25-30(G) 37.56 ------------------------------ 手元計時 3.59.09 生涯初のトレイルレース、「山道を走るレース」がどんなものか、未知の世界。 事前に送られてきたコース図によると、最大高低差430m、最大斜度は12%ぐらいなのだが、山道登山道を通るのだろうから、とても走れないような急坂もあるはず、楽しみなような、こわいような、不安が一杯だ。 朝一の高速バスで舞子まで行き、JRと地下鉄を乗り継いで、スタート地点宝ヶ池公園に9時前に着いた。 少し曇っていて、霧雨もパラパラ。風は弱いが寒くなりそう。 ◎スタートまで 会場に着くと、ビニール袋入りのゼッケンが吊るしてあって、自分のナンバーのものを外して取る。これをもって受け付けになり、残ったゼッケンナンバーは自動的に棄権になる。 会場に更衣テントも用意されていたが、家で上下ともレース装束は着用してきているので、上に重ね着する半袖Tシャツにゼッケンを止めつけて着た。 この日のいでたち--CW-X長袖シャツに半袖Tシャツ重ね着、ボトムはタイツ・CW-Xプロモデル、軍手風の手袋、キャップ、5本指ソックス、シューズはNBのトレランシューズ。秋に買ったモントレイルのコンチネンタルディバイドは、一度履いてマメができてから慣らし履きができておらず、使用を見送った。 ウェストポーチの携行品---事務局からの連絡書に従って、給水・非常食にパワージェル・バンソウコウ・小銭・雨具・コース図・長距離の痙攣防止に芍薬甘草湯・そしてカメラ。携帯電話は入らなかったので留守番。 (家を出る前におにぎりを2個)腹ごしらえの仕上げに、パンとヴァーム。 ストレッチをしながら会場をウロウロして、知った方がいないか探す。 ミカンさんには会えず、かきぴさんにはトイレの横で遭遇。かきぴさんは、来年の東京マラソンに全力で挑むためにこの日は無理せずDNSだそうだ、残念。かきぴさんのお仲間の方々をたくさん紹介していただいた。 スタート前の会場風景。 その後もストレッチのみでアップはなし。 荷物をゴール地点搬送に預けて(1個500円)スタートラインに並ぶ。フルのタイム順だそうだが、厳密な境界はなく、だいたいこんなところかしらんと思われる地点に並んだ。 他のランナーのいでたちは、ウェストポーチの人が半分くらい、小さいリュックを背負っている人が4分の1、残り4分の1が手ぶら、ってとこかな。 スタート直前。前の白いロープがスタートライン。 ★スタート~石鳥居~第1エイド「朝鮮高校」まで 1.31.13 「いこいの森」をスタートし、宝ヶ池を1周する。あとで考えると、この1周でだいたいの順番が決まってしまい、あとは渋滞等で大きな変動はないような感じだ。タイムや順位を狙う人はここで頑張って先へ行かないと、いい結果は望めまい。 宝ヶ池公園を出ると、一般道路。交通規制などは一切ないので、歩道橋を渡る。ここが最初の渋滞。 道を渡って、細い道を通って街中を抜け、5kmぐらいから山の気配になる。 山道に入って急坂上りになると、渋滞が始まる。歩いたり、止まったり。 少し走ったり、また歩いたり。一列縦隊で進んでいく。 下りになってもやっぱり渋滞、歩いたり、走ったり。 石鳥居を過ぎると少し走れるようになるが、前のランナーの通りに進むしかない。彼が走れば走る、歩けば歩く。 文字通りストーカーになって、前の彼と離れずに走った。 分岐点など要所要所にはスタッフの方が立って指示してくれる。その他ルートはピンクのビニール紐で印がつけてある。が、人間距離が短くて常に姿が見えているので、道を間違う心配はない感じだ。前の人が間違わない限り。 山を下りて、街中に入り、第1エイド「朝鮮高校」に到着。 エイドには、水、アミノバイタル、バナナ、パン、チョコレートが置いてある。水とバナナをいただいた。 朝鮮高校はおりしもサッカーのような大会が開催中らしく、グラウンドの端を遠慮しながら通過。 ★~大文字山~第2エイド「日向大神社」まで 2.28.26 エイドを過ぎて少し進むと、大文字山への上りに差し掛かる。この上りは走りきれそうな感じなのだが、先ほどと同じく前のランナーについて行くしかないので、彼が走れば走り、歩けば歩く。 しばらく進むと急に視界が開けた、火床だ。 京都市街が一望に見下ろせる、絶景だぁ。 写真撮影に立ち止まったが、すぐにランナーの列に戻る。 階段を上り、また歩いたり走ったり。 大文字山山頂にはほどなく着いたが、火床ほどの眺望はなかった。 山頂を過ぎるとみんな走り出すので、同じように走る。このあたりだと記憶しているが、目の前で転倒するランナーを3人も目撃した。走っているのでハンパでないコケ方だ。どの方も大丈夫と言ってすぐに立ち上がったのでやれやれだったけど、すぐ前の人がこけたら巻き添えになりそうだ、少し人間距離をあけて安全走行しようと思った。 だいたい下り終えたところで、第2エイド「日向大神社」。ここではドリンクとパンを一切れいただいた。 階段を下りたところがエイドです。 ★~清水山~第3エイド「泉涌寺」 取り損ね 日向大神社を過ぎてしばらくはロード。延々と上り坂が続く。この間何とか遅くても走れたので、前のランナーを何人か追い抜いた。ここまで来ると上りは歩いている人が多いせいだ。 ロードが終わり山道に入っても、あまり急な上り坂ではなく、何とか走れる。何とか走れても狭い山道で追い抜くのは難しい。 清水山頂上からは、清水の舞台が望めるのかと思っていたが、これは当てが外れた。眺望が開かないまま、知らぬ間に下りになった。 下りになると、狭い山道なのに後からダダダダっと足音と近づいてきて、「抜きまぁす」と言う掛け声とともに何人かに抜かれた。トレランってこういう風に走るんだ、とは思ったけど、もちろんついてなんか行かない、マイペースで下りていく。 山を下りてしばらくで第3エイド「泉涌寺」。ドリンクとバナナ、チョコレートも。 ★~稲荷山~ゴール「伏見稲荷大社」 3.59.09 エイドを過ぎてまたしばらくロードの上りの後、最後の一山にかかる。この山道もなんとか走れて、先ほど下りで抜かれた何人かを抜き返した。彼らはほとんど歩いているから。 稲荷山頂上を過ぎて下りになった頃から、左膝に違和感を感じ始めた。四万十川以来ずっとグズグズしている左膝だ。緩い下りでかっ飛ばしたいところだが、自重して頑張らないで慎重に下りていく。結局先ほどの何人かにまた抜き返されたけど、もう上りがないので再度は抜き返せない。 ゴールの伏見稲荷大社が近くなって石畳になってくると、膝がさらに辛がるようで、ゴールまでゆっくり走った。 ゴールは3時間59分。 ◎ゴール後 ゴールすると、かきぴさんと、お友達のトルシャンさんが待ち構えていてくれた。 すぐに参加賞のスポーツバッグ、ドリンク、ソイジョイをもらう。 預けていた荷物を自分で探して受け取り、更衣テント内で着替える。狭いテント内は満員だ。 着替えて外に出てかきぴさんたちのところに戻ると、【ゴルゴォ】さんがおられて、初めてお会いできた。その名前ときれいに剃り上げたスキンヘッドに似つかわしくない、やさしいお顔立ちの青年であらしゃいました。 かきぴさんとそのお仲間とのオフ会にご一緒させていただく予定になっていたので、お仲間全員がゴールするまで待って、伏見稲荷大社を後にした。 JR稲荷駅から京都へ行き、京都タワー地下のお風呂に入った。 お風呂は大きな荷物を持ったランナー体型の人たちで満員。お湯は熱くて、脱衣所は人だらけで暑くて、お風呂に入ったあともしばらく汗が引かなかった。 オフ会の時間まで、浴場のロビーで皆さんといろいろお話できた。 オフ会では、さらにたくさんの方々とお会いして、すごい人のお話を聞き感嘆しながら、美味しくお料理をいただき、ビールもいただいて、とても楽しい時間を過ごした。とはいっても帰りの時間の関係で、たった30分だけだったのだけど。 みなさん、どうもありがとうございました! ※総括 お天気は時折霧雨が落ちて来るくらいで概ね上々、ランニングには最適のコンディションだったのではないかしら。山道の落ち葉が濡れていて滑りやすそうな箇所もあるにはあったが、さほどでなく、一度も滑らずに走れた。これは初トレランの身には大変助かったと言える。 緩い傾斜の山道は、前が詰まっていないところは概ね走れた。後半の二山は上りで抜いて下りで抜かれるという展開。下りの走り方を会得しないといけないようだ。でもあんなに派手に転ぶのは願い下げにしたい・・・転倒を恐れていては走れないのかもしれないが。 コースの要所要所にはスタッフの方が誘導してくださるし、想像していたよりランナー間距離が短く、前のランナーを見失うことはなかったので、心配していたコースアウトは避けられた。 エイドは3ヵ所充実しているので、全く手ぶらでもアクシデントさえなければ走れるようだ。 ここんところが、この大会が初心者用と言われる所以であろう。 山は眺望が一番!大文字山火床からのビューはホントにナイスであった。 |