1745205 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おばはんの体育な日々

第9回にちなんおろちマラソン(09)

第9回 にちなんおろちマラソン全国大会


 <日時> 平成21年6月28日(日) 曇りのち晴れ、酷暑
 
 大まかなコースと高低図は、昨年の本大会レポートをご覧ください。

 <結果> ゴールタイム 11時間07分04秒  

nitinanorotitimehikaku3.jpg
 <10kmごとのラップ> 一昨年、昨年大会との比較
           
 生涯6回目のウルトラ100km、にちなんのおろち退治は3回目だ。

 昨年は終始雨で涼しかったおかげでか、目標のサブ11を達成、サブ10.5まであと2分に迫る好記録でゴールでき、さらに部門3位にも入って、いいレースだった。
 今年の天気予報は、曇りのち雨、雨があまり降らなければ暑くなるのは避けられない。
 目標は坂の多いこのコースでのサブ10.5、うまくいけば10時間に限りなく近くゴールできたらなぁ、というところだ。

 カメラは携行していたのですが、スタート前も、コース上も、ゴール後も、カメラのことはまるで頭になく、写真は1枚も撮らなかったので、ほとんど文字のみのレポートですが、ご勘弁ください。

◎(前日)出発から就寝まで
 
 前日土曜日は例年通り、午前中平常どおりに仕事をしてから、午後3時に自動車で出発した。
 中国自動車道の新見ICから日南町へ北上、受付会場近くに到着したのは6時半くらい。
 高速道路どこまで行っても一律1,000円の恩恵を受けて、明石大橋の通行料込み2,000円也。
 会場近くの食堂で、夕食「天ぷら定食」。
 文化センター隣のショッピグセンターで、翌朝用のパンとお茶、バナナ、(毎年おにぎりが売り切れでご飯系を買い求められません)を買った。首筋の日除けにバンダナを忘れてきてたので、物色してみたが、安いのがなかったので、明日は晴れないと決めて、バンダナは買わずにすませた。

 今年も宿は近くの社会体育館、マラソン選手の控え室用に開放されていて、シャワーも完備している。体育外に止めた車の中でDVDを1本見てから、すでに消灯されていた室内に入り、すぐに寝袋にもぐりこんだ。
 体育館の外でペチャクチャしゃべるグループの声が最初ちょっと気になったけど、ここは毎年意外なほどよく寝られる。体育館就寝は阪神淡路震災後の生活で鍛えたたまものかな。

◎起床からスタートまで

 まだ暗い3時前に目が覚めた。雨の音はしない。軽く洗面だけして、文化センターの受付へ向かう。

 当日の受付は3:30から4:40まで。
 ゼッケンなどを受け取って、センター内の更衣室でレースの用意と朝食。
 女子更衣室は、鏡のいっぱいある立派な楽屋、今年も誰もいないところで椅子に座ってゆっくり用意が出来た。

 着替えポイント用の袋には、長袖と半袖のシャツを一枚ずつ、靴下、タオル、ビニール袋、ディクトン、日焼け止め、パワージェルを入れた。

 スタートのウェア--長袖のシャツ、長いタイツ(CW-Xプロモデル)、5本指ソックス、帽子。
 ウェストポーチの携帯品--パワージェル、ミルクキャラメル、塩飴、芍薬甘草湯、デジカメ。
 
 足と腹回り(ウェストポーチが擦れる)、下着の擦れそうなところにディクトンを塗り、日焼け止めもしっかり塗って、更衣完了。
 朝食は、パン、バナナ1本、お茶にヴァームを溶かして飲んだ。
 選手名簿を見てみると、わがD部、前年の上位入賞者の名前がない。その代わり四万十川を8時間台で制したことのあるNさんの名前が。なんとかお米がもらえるかしら。

 外に出て、気持ちだけストレッチ。日南町の蛾を観察しながら。

 ロビーおよびスタート地点近くで、そのNさん(今朝1時に家を出てきたそうだ、そういう手もあるんだ)、JogNoteリンクのまゆみさん、yuu子さん、ウルトラ知り合いにたくさん会った。
 スタートに並んでまゆみさんと話していたら、近く青襷でお世話になる徳島のクロさんが声をかけてくださった。その肩に青襷はかかっておらず、タスキはまだ淡路島内にあるが、近日中にクロさんのお手元に届くらしい。

 スタート15分前、4:45から出発式、そして号砲!
 長い旅路のスタートだ。

★スタート~10km 53.21

 町を出て、山に向かってだんだん上り。
 エイドは2.5~5km毎、最初の頃はドリンク、オレンジ、バナナ、レモン、スポンジぐらい。

 スタートしてすぐ、昨年Waltzさんと4人でほとんどのコースを並走した黄色いシャツの「キロ6分さん」を見つけた。今年はもう一人のお仲間は参加していないそうだけど、よく練習しているので頑張るとのこと。お話しながらキロ6分どころか、5分半よりも速いペースになってしまった。

★10~20km 51.49

 キロ6分さんが速いペースで走るものだから、ついていってしまう。
 Nさんの背中が見える。毎年お会いするもうすぐサブ10の鳥取県の女性ランナーSさんも見える。どう考えても速すぎだ。
 空はまだ曇っているが、雨が降らないと暑くなる。朝の涼しいうちに貯金をしておいた方が得策ではないか、とのヨコシマな考えが頭に浮かび、速すぎるのはわかっていたが、そのまま押してしまった。

★20km~30km 54.44

 昨年一昨年もお会いした鳥取県の男性ランナーさん(以後、この方をトットリさんと呼びます)に追いついた。足のテーピングが痛々しい。前に見えていたSさんがどんどん離れていく、キロ6分さんも離れていくが、追いかけるのはあまりにしんどいペースなので、離れるにまかせる。
 キロ6分さんと離れたおかげで、ほぼキロ5分半のペースになった。

09nitinansuzu.jpg★30km~40km 1.01.18

 36キロのエイドは軽食、サンドイッチ、おにぎり、梅干、水とオレンジ、地元のトマトもいただく。
 この先から山コースに入るので、クマよけの鈴をもらう。小学生のメッセージ入り。ウェストポーチにつけて、ゴールまでチリンチリン鳴らしながら走る。

 山に入るとトーゼン上り坂。まだ何とか走れる。

★40km~50km 1.08.22

 かなりきつい坂を上ったり下ったり、が続く。
 後から追いついてきた早そうな男性ランナーさんと話しながらこの後しばらく並走。この方は昨年女子の優勝者S藤M子さんとこの上りをバトルして、8時間台でゴールされたそうだ。今年は練習が出来ていないのでダメだと言いながら、男性ランナーについて走ると後半必ず潰れるので、イーブンの女性と走るのがいいのだと言うあたりは、今年もレースは捨てていないのだろう(このランナーは後日まゆみさんのブログでお名前がわかったので、これ以後、「フラフィンさん」と表記します)。
 エイドで追いついた女性ランナーは、スパルタスロンの最年少完走ランナーだと、フラフィンさんに教えてもらった。こんなところを走っているのは、今日はよほど調子が悪いらしい(この女性ランナーは以後「スパルタさん」と呼びます)。

 山の中も日が照ってかなり暑くなってきた、エイドではスポンジで頭と脚に水をかける。脚に水をかける際、シューズもしっかり濡れてしまって、いい天気なのに、シューズの中はプール状態になった。下り坂では一歩ごとにぐっちゃぐっちゃ音がする。何キロか走って乾いてきたころにまた濡れてプールに逆戻りの繰り返しとなる。
 上りの途中で我慢できずにちょっと歩いたりしてたら、フラフィンさんとも離れた。

 山の中のコース沿いには応援の代りに、楽しい川柳の立て看板が立ててある。苦しい坂を上りながら、楽しい川柳を見てふっと笑ってしまう。力が抜けちゃうじゃな~い!
 一句一句は走ってるときは覚えていたのですが、今となっては忘れてしまいました…。

★50km~60km 1.01.03

 50km過ぎで峠の最高点に達したあとは、ひたすら下り。かなり急な下り坂、一歩足を出すごとに親指の先がシューズに当たって、明日以降の爪の死亡が確定してゆくが、どうすることもできずに走る。
 下りの中ほどあたりで、よみがえったスパルタさんに抜かれた。すごいスピードで駆け下りて行き、すぐに姿は見えなくなった。
 このころ前後して走っていた若い部の女性ランナー、ウェストポーチにマイカップをぶら下げている。エイドで紙コップを何個も一人で使うのはどう考えてもエコじゃない、見習わないといけないな(以後、このランナーは「マイカップさん」と呼びます)。

★60km~70km 1.39.56

 下りきったところ、多里小学校がレストエイドステーションなのだが、坂を下りきってエイドに着くまでが無性に長く感じられる。これはちょっとやばいかも、という感じ。
 エイドに着いて、ダンゴ汁、おにぎり、梅干、お茶とオレンジをいただく。頭から水もかけてもらう。この辺でやっと学習して、脚に水をかけるときはシューズにかからないように注意を払うようになった。

 山の中を我慢していたトイレをすませて、すぐに出立するつもりだったが、出るとすぐ坂が待っていると思うと足が前に進まない。
 すでに私服に着替えたトットリさんがそこにいて、アキレス腱が痛むのでもうリタイアしたと言う。
 エイドに到着していたフラフィンさんが、ここで止めると言う。ここまで6時間とちょっとなのに、こんな遅いペースではプライドが許さないのだろうか…。
 マイカップさんはほとんどエイド休憩なしに、走り去っていった。

 37kmの部のランナーはまだスタートしていない、ということはここまで昨年よりずっと早く着いているということだ。なんとかなるかなぁ。どこも故障していない私には、ここで止める理由がない。

 もう一度ドリンクなどいただき、意を決してコースに戻った。

 レストを出てすぐ、上りが始まる。ダラダラから結構きつくなってこの上り坂が延々5km続く。
 坂が始まってすぐ、これはとても走れないことが判明、早々に歩きに転じた。それでもできるだけ早く脚を動かして、早歩きのつもり。

 スタートした37kmのランナーにどんどん抜かれる。向こうはトップグループだし、走ってるんだものトーゼンだ。
 抜いていったトップグループの中に、チョッパーさんの背中があった。気がついて背中に声を発したけど、届かなかったようだ(後でリザルトを見たら、見事優勝されてました、おめでとうございます!)。
 昨年はこの坂を2/3まで走って上がったのだが、今年はぜーんぜんダメ。とにかく少しでも速く脚を動かして、歩くのみ。
 中間あたりのエイドで給水休憩しても、ただただ歩く。

 上りきったところが70km、ほとんどレストしてないのに1時間39分、ゆっくりレストした一昨年とほぼ同じだ。

★70km~80km 1.02.22

 上りきったら、もれなくついて来る下り。これまた延々7kmぐらい下りっぱなし。斜度7%の標識がある。
 多里の手前の下りでは足指がずいぶん痛かったのだが、この頃になると麻痺してくるのだろうか、局所の痛みは治まっている。なんとか下りは走って下りられる。

 太陽は容赦なくランナー全員に照りつける。木陰はほとんどない。

 この頃になると、2.5km毎のエイドがとても待ち遠しい。水、ドリンク、コーラ、お茶をすべてもらい、梅干も必ずいただき、頭から冷たい水をかけてもらい、両脚のフトモモとフクラハギにスポンジで水をかける。
 エイドでは名簿を見て、一人一人に名前を呼んで激励してくれる。応援には表面上は元気を装って明るく答える。
 
★80km~90km 1.24.39

 80km過ぎから、また長い上り。
 昨年は淡々と走って上ったこの坂、まったく走れない。しかたないので、歩く。エイドのスタッフの方も、沿道のおばちゃんも、ゼッケンから名前を呼んでくれて応援してくれるけど、力なく手を振って答えながら、ひたすら歩く。
 斜度0.1%くらいの坂が、走れない。歩く。もう速足歩きさえもできない。

 沿道に私設エイドも出現し始める、すべてに立ち止まって何かしらいただき、水をかけてもらい、歩く。
 ついに、D部の女性ランナーに抜かれた。こんなに歩いていては抜いたの抜かれたのと語る資格はないわな。
 この後ゴールまで全部歩いても、多分制限時間には帰れるだろう…。
 この区間、何キロ走ったろうか…。

★90km~ゴール 1.10.31

09nitinangoal.jpg 90kmを過ぎると、上ったあとの下り。下りはなんとか走る。
 95km地点で時計を見ると、10時間半を過ぎている。もうひと坂上らないといけない、サブ11は無理だと悟る。

 95kmのエイドの手前の坂で、エイドを出発しようとしているキロ6分さんを発見したので、両手を振って合図した。あらぁ、こんなところで会うなんて、失速している私に追いつかれるとは、私以上の失速なのね。
 「がんばれぇ!11時間切れるよぉ!」と大声で激励して、私はエイド休憩。水、ドリンク、コーラ、お茶と全種類のドリンクをいただき、脚にスポンジで水をかけ、頭から冷たい水をかけてもらう。ヒシャク係りのオニィさにがどこかで会ったような気がしたら、ここより手前のエイドでも水かけ係りをしていたそうな。若いオニィさんの顔を覚えているとは、まだ頭はしっかりしている、頑張れる。

 エイドを出てしばらくは平坦なので、走る。走っていさえすれば、37kmの部のランナーにもほとんど追いつかれない。逆に失速しているランナーを追い抜ける。

 95kmから先の最後の上りは、やっぱり走れない。
 歩いているのに、キロ6分さんに追いついた。「多里手前の下りで膝がピキピキいい出して、もうダメです。歩くのもよちよちです」と弱音を吐いている。「最後までガンバロ」と自らにも言い聞かせるように励まし、先に行かせていただいた。
 上りきって下りになると、あと2キロ地点に最後の私設エイドが出現。冷たいお絞りをくれた。おいしそうなスイカが並んでいる。大栄町のスイカかしら。もうタイムはあきらめているので、ここで今季初のスイカをいただき、たっぷり頭から水をかけてもらった。ここの水が一番冷たくて、生き返るようだった。

 生き返ったので、あとはゴールまで、走る。下りだからだろうけど、結構脚が動く。
 ゴール写真のため、ゴールの瞬間は人とかぶらないように、一人でゴールしないといけない。前のランナーがだんだん近づいてくるので、あの人を抜き去って引き離さねばならぬ。ゴール前200mくらいで追いついたので、あとは引き離すのみ。目的があると人間は思いもよらない力が出るものだ。ラストスパートもできて、単独でゴールできた。

◎ゴール後

090628nitinanorotisinbo.jpg ゴールすると、大きなバスタオルをかけてくれる。完走メダルをかけてくれる。今年は町制50周年記念だそうで、「おろちの心棒」もいただいた。
 心棒を杖代わりにして、奥のテントに向かい、ドリンク、そうめん、豚汁、トマトをいただいた…お腹いっぱい。

 完走証もすぐにくれる。
 タイムは 11時間07分04秒。 やっぱり11時間は切りたかったなぁ。

 すでに着替えた鳥取県Sさんが居られたので訊いてみたら、昨年のタイムを40分も縮めてサブ10、それも9時間30分台の好タイムだったそうだ。ついて行かなくてよかった。

 ゴールしたタイムは遅いが更衣室はよく空いていた。隣のシャワー室で簡単にシャワーしてから更衣した。
 靴下を脱ぐと、今年は足の親指の根元が水ぶくれになっている。今年も爪が犠牲になった。

 しばらくしてから表彰式、入賞の賞状と、トロフィー、お米(5kg)をいただいた。
 ここでいただくお米はとっても美味しい、今年もいただけて、うれしい限り。

 センターの正面玄関に、各自のゴールテープを切る瞬間の写真を掲示して、一枚1,000円で販売を行っている。
 今年は、ゴール前に頑張ったおかげでテープを切る勇姿が写っている。3回目にしてはじめてまともな写真をゲットした。
 スパルタさん、マイカップさんのゴール写真もあった。時間から推定するに、10時間半くらいのタイムのようだった。気象条件に左右されず、後半失速しないでこのくらいで走れるようにしなくちゃね。

 別荘地と1軒分の材木の当たる抽選は、全レースが終わってからなので、今年もこれは待たずに帰路につくことにした。

 帰りは一気に、新見ICから高速道路で一路我が家へ。
 帰りも橋代を含め道路代は2,000円、夜の9時には帰り着いた。

09nitinansankasho.jpg◎総括

 三回目のおろち退治、初めての暑いレースになり、暑さに弱い本性を露呈してしまった。
 前半で飛ばしすぎたのも原因のひとつだろう。
 失速はしたものの、最後まで故障なくゴールできたのは上出来、また入賞もさせてもらって、まことにラッキーであった。

 本大会は開始当初の計画通り、来年の10回大会を最後に開催を取りやめるそうだ。
 最後の大会を最後まで走りきり、サブ10.5を達成して、私なりの有終の美を飾りたい。

09nitinanorotikansosho.jpg 09nitinanmedal.jpg 完走証と完走メダル、参加賞はTシャツ、トマトジュース、干し椎茸


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.