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カテゴリ:ワイン他お酒
【3月末日】
当店スタッフ斉藤が、インフルエンザらしい。 彼は寡黙な男で、あまり多くを語らない。 その分、礼節に少し欠け、自分でも損をしている所が多い。 でもそれを、理解している回りの人間は、多くの信頼を寄せている。 本日は月末で、出抜けることが多い私のフォローを。高熱でフラフラながらしてくれた。 仲間っていいよね。 時たま不思議に思うのは、お客様でもそのように感じることが多い。今夜はそんな人間関係を見ながら、お客様の垣根が無くなった方とのお話の、脇役にあるワインの事を語りたい。 「おやぶん」 このブログでは何度も登場します。彼のことをもう少し語ると、彼は任侠の世界で私の年(45)ぐらいまで過ごしました。その過去は関係の無いのですが、それでも酔えばいつもその調子が言葉に出るのです。まったく悪気は無いのに、言いたい言葉の前に「あほか~おまえはぁ~」が付いて、いいたい事が始まるぐらい、知らない人がその場に直面したらきっとケンカしてるのでは?と誤解を受けそうです(^^; そんなおやぶんと、インフルエンザで早退の斉藤が抜けて二人っきりで飲んでました。 ![]() 素直に美味しいワインです。バランスも良くて、果実味タップリ。このワインのワインストッパーはスクリューキャップです・・・それがどうした。。。 安心感があります。ブショネは100%無いのです。後はワインの熟成加減からの、デキャントが必要か否かの判断だけで済ませる事が可能なのです。 私達は、ボトルからそのままを選びました。食事と共にならデキャントして、香りを引き出すことは良策でしょう。しかし私達はひたすら、話のつなぎ目にワインがあるだけ。 このワインはポテンシャルはある。 それは分かる。 でも開かないでぇ~ 会話の主役には容易に入り込むでしょう、でも今はもう少しおやぶんの話を聞いていたい。こんなときこそ大地のエキスとその地の日差しを、横柄にも人間が作り上げたワインは私達に勇気を与える。それでもも、今はうるさくしないでm(_ _)m とポテンシャルを感じながらも、閉じたままのワインを楽しみました。 こうなれば、いつも気軽に来ていただきたいと願う私のワイン単価と、こんな時だからとエエワインをと思うおやぶんとの、セレクト気分は交差しての二本目。逆や、高いのを開けたい店側、少しでも安く収めたいお客様。これが普通の利害関係なのに、逆になってしまう。 二本目のワインに軟着したのは、NZのワインでした。 ![]() 先程シラーからすれば線が細い。 当たり前の話。 線が細くとも味わい深い。優しいタンニンは果実味に道を譲っている。 ここらが問題(^^; 飲みすぎてしまうじゃない。困りますよ。これじゃ、飲みすぎて、話が途中で終わってしまう。 適度な酸味が果実味のラインを楽しませてくれる。セクシーなラインを描くも、今夜は男二人の仲間に入り込むワインなのですから。 色々人生の苦楽を話しながら、過ぎ行く時間。そのパートナーは、ウイスキー、焼酎、ビール、日本酒でも駄目!!大地の息吹を詰め込んだワインに限る。蒸留酒の様に醗酵した素材の失せたものではない。 語らいにもワインは有ります。 食事で併せるだけがワインではないのです。 今夜はコのぐらいでm(_ _)m おやすみなさい。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 31, 2005 10:36:54 PM
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