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カテゴリ:ワイン他お酒
【5月23日 月曜日】
年だな~なんて実感する。昨日の疲れがまだ取れない(ToT) それでもお昼間は、娘の就職活動について相談があるため、一度帰宅する。普段だと、帰りつく頃にはいつも酔っ払いなので。話し合いなど出来たものではない。 色々な社会を見てきたのは、娘より私のほうが多いだろう。でも、どんな的確なアドヴァイスが出来るのだろう。採用して貰わねば、その先はないのが前提で。 少し重い気持ちを引きずりながら、夕方を迎え、一番最初に登場は、本日がお休みのソムリエ君。今年なんと、シニア・ソムリエに合格されました。最初は赤ワインでさえ、苦ってと言っていた君今では本当に立派になられました。いつまでも俺の事を思わなくていいのです。すっかり私を追い越しているのですから。 そんな彼と、インデント(予約後輸入)の発注について最終段階の打合せをしていた。彼の店だって、仕入れに予算はある。その中で、最優先は、早く嫁入りできるワイン。さりとて抱いていたい。ワインとは本当に女衒的商売かも知れない。例えは悪いが、売りたくない、でも買っていただかねばならない(ToT) ★シャトー・ラ・ポーズ コート・デュ・ボーン・ローン [2002] そんな所に、NFさんが、ワザワザ、ブランドで、二階事務所までワインを持って来ていただいた。「何か当てろ」それは暗黙の了解です。 けっけさん>これだってローゼンバルムです(^o^)/~~ PC産業で有名なビット・ヴァレーの近くの産地です。結構冷涼なはずです。そこにケント・ローゼンブルムはローヌ品種が気候的に好適品種と考えた。ジンファンデルの大家の作った、カリニャン主体のワインです。 カリニャンと言えば、本国フランスでは小枝をかみ締めたような、タイトで木々した香りなワインなのです。それが、彼の造り方です。 NFさんは好みのハッキリした方です。しかし、言いそびれましたが、2000円を切るワインを鼻から認めません。その彼が随分とお気に召され飲んでいるワインです。と言っても、2000円のラインはギリギリですが(^^; 確かにこのワインは確かWEB用に仕入れたのに、ご来店の方々に、愛され在庫が減って参ります。 私は、好きで仕入れたのに、ブランドでは、全く分からず「美味しい」とだけしかいえませんでした。 シニア・ソムリエ君にしても同じ感想。 ケント・ローゼンブ(ア)ルム氏のカリフォルニアを伝えたい気持ちが、余す事無く、ギャグなネーミングのワインの中にも現われていた。 ★フラワーズ ピノ・ノワール アンドリーン・ゲール・キュベ[2002] 話し込んでいたら、ひ~ちゃんが登場していた。 勿論、ブイランドです。 リキ:「ジブレ・シャンベルタン村の結構ええ畑のもんや」 Sソムリエ君:「これはピノではない」 この感性の違いはナンでしょう?? ひ~ちゃん:「新大陸です」 Sソムリエ君:「それなら間違いなくカリフォルニアン・ピノです」 リキ:「お前ら勝手にせいや~(開き直り)」 で知れば、このワインだったのです。ソムリエ君は言うに「シラーな要素を感じる凝縮感がある。」とのこと、よく出来た、ブルゴーニュにも、時としてシラーを感じる。なのになぜ彼はピノでないと感じたのでしょう。 ここから先は、このブログに書ききれない。その微妙な所をルナさんが語っている。 何処に行くのピノ君。 あなたは、気候に心地よく伸びやかに育ちたいだけですよね。 ★ルモワスネ ニュイ・サン・ジョルジュ[1978] Sソムリエ君の持ち込みです。 ここのカーブに入るとなんだか呪り付かれた気分になるとは、行った方の話。 一方、ここの生産者には、良くない噂も流れている。 それを具現化したようなワインです。 あなた、ピノですよ。27年も前のワインですよ。蔵からは2004年春に出荷されました。その蔵元からの出荷時にリコルク(コルクの打ち直し)をして新しいラベルを貼って出荷するのですが、その時目減りした分を、補う為にワインを少し足します。AOCを名乗らねばならない為に、同じ地区のワインなのでしょう。そのワインが若いことは許可されています。 斉藤が申しました。「ドーピング」 そうこのワインはそれなりの色調でレンガ色なのですが、若い。へたらない。いつまでも美味しい。これって期待する78年ではない!!不自然なのです。 それが不味かろうが美味かろうが、やはりそれ相応のラベルの期待感を持たせて欲しい。78年がこんなに若ければ不自然でしょう?? いや、それはそれでいいのですが・・・ この後は少しもめました、と言うのはその78年と同じ年の当店のワインが有ったのです。 そんな高いワインを今更飲まなくても、ご負担をかけるのは恐縮です、ひ~ちゃん>読んでる?? ★ブルゴーニュ・ルージュ No1 [2002] / ドミニク・ローラン そしてわがままであけて頂いた。 リキ:「ドミニク・ローランは2000年ごろから宗旨替えしたで。」 Sソムリエ君「でも本当の年が問われるのは。02年でしょう。」 そんなことを彼が言っていたのが布石です。 酸味キッチリ。忘れ去られた生産者? 昔は飛ぶ鳥を落とす勢いだった、アメリカに市場にいかにも受ける味わいだった、97年を飲んだときには痛感した。これは、この価格では、本当にカリ・ピノ危うし(^^; >北狐さん 分かってくれるでしょ?? なのに02年のこの素直さは何よ! ワインの世界も日進月歩だ、D.ローランも進化するんだ。 それでも、翌日の方が美味しかった(^o^) ★フラワーズ ピノ・ノワール ソノマ[2002] もう一本、飲みたいとわがままもひ~ちゃんが聞きうけてくれた。ありがたや~ しかし彼がのたまうに、クラスを落とすといかんやろ~な懸念。 素直なのです、今飲むなら、こちらの方が美味しいのです。 ドライチェリーになめし皮、モクモクとしながらもセクシーなのです。今飲むなら、こちらの方が分かりやすかった。 ピノ君、あなたはブルゴーニュの地から離れるのを嫌がっていましたね。なのにあなたの魅力に取り付かれ、チャレンジを繰り返し、あなたの旅を成功へ導こうとしています。大きな節目の2002年を私達は今享受しています。あなたの持つ可能性は、これからも私達を戸惑わすのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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