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昨日電撃的にCLIE PEG-UX50がSonyより発表されました。
もちろん、先日の経営方針発表会で「謎の横型CLIE?」としてチラッと登場していましたし、PDAマニア系サイトでは金曜日に何か発表があるという話題はありましたが、一般的な受け止め方としてはこの時期にこのモデルが発表されるのはやはり「電撃的」でしょう。僕自身このモデルは秋以降にOS6を積んで出るものとばかり思っていました。 個人的な感想としてはすでに「パクリエ」というニックネームが付けられているとおり、「まるでZaurusだなぁ」というところが第一印象ですね(^^; 開発期間がどうとか、この機能ならどうしても似てしまうとかいろいろと言い訳はあるでしょうが、先にCL-C7x0、特に750が発売されている以上、あの形態であのカラーリングは避けるべきだったと思います。 しかも、SL-C7x0に比べて若干小さいものの、液晶解像度は半分、CFスロットはなしと、実際のユーザービリティに関する部分でかなりのマイナスがあります。また、すでに出ているレビュー(えりえりさま速すぎ(^^;)では、やはり最近のCLIEの例に漏れず、キーボードの使い勝手に難ありとされています。 基本的にはカメラ内蔵というところで一瞬だけ食指が動きましたが、ほんの一瞬でした。だってカメラがあったって、MSしかないんじゃ、それを簡単に活用することも出来ないし、メールに添付したりWebにアップロードしたりして一体型ならではの手軽さで利用することも出来ません。 もちろん、Bluetoothと無線LANが内蔵されているので、それを利用できる環境にいる人ならばなんら問題ないでしょうけど、少なくとも僕はそんな環境にはいないです。また、そういう人は決して多くはないでしょう。 SonyはNXあたりから強く無線LANを強調しています。もちろんこれはアメリカでのセールを重視しているからなんですが、やはり日本では無線LANとBluetoothを内蔵するよりも、CFスロットひとつ付いていた方がずっと利便性は高いんです。何もPHSカードに限った話ではありません。有線LANにつなぐ場合だってあるし、携帯接続ケーブルだって利用できます。 そういう意味では基本的にこのモデルはアメリカ重視、PalmT|C対抗ということなのかも知れません。現にアメリカのニュースサイトやマニアサイトでは絶賛の嵐です(^^; ところで、PalmOS互換機はPIMが使いやすいとか細かいカスタマイズがしやすくて使い安いとか言われていますが、その辺はどうなりますかね。PIMが使いやすいというのも、実際はサードパーティー製のオンラインソフトが良いというのが実態ですし、カスタマイズはDAやhackによって行われてきました。 ここまで独自性の強いUX50ではそれらが利用可能である可能性は極めて低いと思います。もちろん、UX50が売れればそれらが対応してくる可能性は十分にありますが、どうですかね?少なくとも、最初は標準アプリ+Sony製アプリで使っていくしかなさそうです。 もうSonyはきっと、CLIEを従来のPDAのように使って欲しいとは全然思っていないんでしょうね。VAIOと組み合わせて画像や動画を楽しむまさに「PersonalEntertainmentGear」として使って欲しいんだと思います。それなら外でPHSカードが使えることよりも、家でVAIOと無線で繋がる方が便利です。 それならキーボードはいらないんじゃないかって言う気もしますが、アメリカでそこら中に無料ホットスポットがあるような環境のユーザーにとっては、どこでもメール&Web端末としてキーボードは必須なんでしょうかね。 結局、一瞬すごく魅力的に思えるんですがちょっと考えてみると日本で自分が使うというシーンではいろいろ不便ばかりでだめそうだなぁ、というのが昨日今日での感想です。 PDA、あるいはツールとしての携帯端末が欲しい人は大体同じような結論になるのではないでしょうか?「CLIEが欲しい」「Palmが欲しい」っていう前提がある人が、Zaurusじゃないクラムシェル型端末ということで買うというぐらいしか僕には購入者がイメージできないんですよね(^^; 今日は会社の昼休みにノートPCから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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