2006/11/29(水)00:52
【100万回生きたねこ 】
100万回生きたねこ
『あらすじ』
主人公は、100万回も死んで、100万回も生きたねこ
ある時は王様のねこ。
ある時は船乗りのねこ。
ある時は泥棒のねこ。
飼い主はみんなねこを可愛がり、ねこが死んだ時に泣きました
でもねこは、どの飼い主も大嫌いで、一度も泣きませんでした。
ある時ねこは、誰のねこでもありませんでした。
のらねこだったのです。
初めて自分のねこになりました
それから美しい白いねこと出逢い、ねこは白いねこのそばにいつまでもいました
やがて白いねこは、子ねこをたくさん生みました。
ねこは、白いねこと、たくさんの子ねこが自分より好きになっていきました・・・
生まれ変わるたびに飼い主から愛され、
それでいて満たされずに百万回も生き返ってきた猫が、
初めて自分以外の存在を愛せるようになったことで満たされ、
ようやく永遠の眠りにつく事ができるというお話。
11月11日に、【やさしいライオン】の絵本を紹介した
その時、
『絵本で泣くという事は、そうある事ではないと思う。』
と書いた。
でも、このお話も泣けるお話である
読んだ事があって内容や結末を知っていても、もう1度読むと涙が出てくる。
この日記を書きながら絵本を読み直した時、やはり涙が出てきた。
【100万回生きたねこ】は、大人の為の絵本という気がする。