オタク的思考
昨夜の深夜の爆笑問題の番組に出てた、作家の鈴木光司さん。なんだかグサリとくることを言ってたので。「オタクブームへの警鐘」似た思考の持ち主とだけコミュニティを作り、傷つかないように外敵から身を守るオタクたち。どんどん肉体的な冒険や痛みから遠ざり、人間的に弱っていっているのではないか。がむしゃらにならないのを良しとする流れだが何もかもを、「ありのままの自分で良い」 で済ませるのはおかしい風潮だ。「ありのままの自分で良い」を主張するなら、やることやってから言え!と高校時代友達が一人もいなかったという太田が、その事実に負けたくなくて3年間皆勤だった話を引き合いに出し、「それで強くなった」ことを力説。(→友達を作る努力はしなかった模様。太田らしい)確かに、はなから「ありのまま」を肯定してしまうと全く成長しませんよね。太田も言っているように、もがいて苦しんだ結果に出す「ありのままの自分」が正論だと思います。 私がいつも、いろいろ悩んだ挙句に出す答えは、「自分らしく生きるしかない」「今出来ることをやっていくしかない」だいたいこんなところです。しかしこの「自分らしく」と「今出来ること」にはたくさん可能性があって、その時々で見えた光が前向きな結論なのか逃げなのかは微妙なところなのです。ただ、前向きか逃げかを決めるのは他人ではなくて自分ですから、要するに気のもちよう、ってところが大いにあるわけです。「ありのままの自分で良い」という言葉は、結論が前向きであることを肯定してくれてるんだと思うんですよね。だから心地良い。でも確かに、自分の全肯定、という見方もあるわけです。自分への言い訳、逃げ道、みたいな。まぁ、それを決めるのもやっぱり自分なんですけどね・・・自分はオタクではないと思いますが(オタクというのは人並み外れた局地的知識をもつ選ばれた人間ですから)オタク的思考っていうのは持っているので、、なんだかグッサリ。「日本人はもっと冒険すべき」基礎をコツコツ積み重ね、冒険を嫌い、慎ましくあることを日本人は好むが、冒険をすることで、人間は飛躍的に成長するもの。はたと気がついたこと。私って、行動力が無いんじゃなくて、冒険嫌いなんだ!と。嫌いというか、メンドクサイ目に会いたくないとか、傷つきたくないとか、出来るだけ事なかれに過ごしたいとう向きがあります。→オタク的思考冒険によって経験値が飛躍的にUPするという実感はあるのに・・・ヨシ、私に足りないのは冒険力だ!オタク的(頭の中で考える系の)冒険じゃなく、肉体的物理的冒険。冒険=成長これからの合言葉になる勢いです。本田美奈子さんの死去のニュースでも思いましたが、命というものは儚く、運命はときに残酷で非情です。やりたいことはやっとかなあきまへん。