総括といっても、まあ大したことも書けないのですが……。
最大の反省点は、ハッキリいって無駄な売買が多かったような気がします。株式投資の戦略として薄利確定は悪いとは思いませんが、フェアバリューまでこらえ切れなかった投資も多かったです。もちろん、どんなに優れた投資家でも狙って天井で売るなどという芸当は出来ないでしょうし、売った後急騰なんていくらでもあると思います。ただ、『良い決算の割りに反応薄いな~。何かあるのかな?わからないから売って様子を見るか』という株価を見た行動はよろしくなかったですね。『調べたのなら自信を持ってホールドすべき』という事例が多すぎました。サトー商会に負けるわけですorz。
今年は資産バリュー、低PER&高キャップレートを中心とした銘柄でポートフォリオを組み、回転で稼いだような年でした。今後は割安成長株、成長株投資ももっととりいれたいですし、、それによって高いパフォーマンスを上げられるようになりたいと思っていますが、成長をベースにした投資は当然ながらリターンも大きい分リスクも高いので、あせらずじっくりと取り組んでいきたいです。しばらくは原信のような『成長性の割りに低PERなものが見直される』ような投資ができたらいいと思っています。
どこかでみたのですが、成長株投資を実践し成功されている方が「『低PBR→低PER→割安成長→成長』のステップを踏むと良い」と記述していたと記憶しています。この考え方を是非パクろうと思います。
資金を作るという面では、バリュー投資を始めてからのこの1年半は結構いけたと思います。生活や趣味を犠牲にすることなく楽しく節約に取り組めたのがよかったです。まだまだ資金が小さいので、資金追加の効果は絶大ですから、当分は投資資金作りに励むつもりです。
生活やポートフォリオを振り返ってどこか落ち着かないものを感じたら、それはきっとどこかが間違っているのだと思います。来年も仕事・私生活・株式投資をバランスよくやっていきたいです。
ところで、多分今年最後の買い付けになると思いますが、AKIさんのブログに影響されて極東証券を少し買ってみました。以下、簡単な買い理由ですが、詳しくは12月28日の日記をご覧ください(AKIさん無断リンクすみません)。
・トレーディング損益が純営業収益の44%を占めているが、このうち半分はリテール及び法人向けの債券のスプレッド(仕入れ値と販売価格の差額)であり、この部分は安定収益源と考えられる。現在はハンガリー・メキシコ・南アフリカ通貨建ての債券などの取り扱いが好調であり、年々拡大しているようだ。自己部門によるトレーディング収益は20~25%程度と考えられる。
・対面販売に特化している理由は、ネット証券はシステム投資と保守の負担が重く、手数料の引き下げ圧力が高い上に、システムダウン時の観客流出の可能性が高いことと、銀行預金・郵便貯金など保守的な運用をしてきた個人・法人観客にターゲットを絞って手堅く手数料を稼ぐビジネスモデルを目指しているため。手数料収入の安定性が高いと考えられる。
・不動産証券化部門が売上・利益ともに急進しているが、そのプロセス中外部に流出していたキャッシュを取りこぼさないように子会社(FEインベスト)を平成17年9月2日に設立。下半期及び来年度以降はその収益も連結加算される。
・証券会社ゆえ、当然証券市況に左右されるリスクはあるが、同業他社と比較し低PERであり、リスクは比較的小さい。
「やっぱり最後は低PERかよ!」って感じですが……。