Impact Innovation Japan LLC (IIJ)

2011/09/22(木)16:08

【世界のありかた】~今回の自然災害、人災を通して~

日本のあり方(30)

今後、いろいろな観点から、 日本のあり方、世界のあり方を考えて行きます。 *現在の福島原発の状況(冷温停止や除染技術など) *天災と人災に対するリスクマネジメントの在り方 *エネルギー政策、安全保障の在り方 *複雑に絡みあった利権 日本の新聞では知り得ない情報、観点を織り込みながら、 私なりの意見を述べて行きたいと思います。 現時点の私の意見は、 『今すぐにでも原子炉は全部廃炉にしよう』 という立場です。 つまり、明確な期限付きの【脱原発】です。 その裏付けは、簡単に言うと、 『そもそも自分が出したごみ(放射性物質)を処理できないものを作るのはどうなのですか?』 『原子力エネルギーがなくても、日本がやっていける状況を作り出せるのではありませんか?』 『科学には限界がある。すべての科学者はそのことは知っているのじゃないですか?』 (原発の安全対策という点で) これが、私の直感的意見です。 今後小さな軌道修正はあるかもしれませんが、 【脱原発】という方向性だけは変わることはありません。 そこから発生する、景気への影響、雇用、などなどは、 今まで恩恵を受けてきた私たちが増税という形で補うことは当然。 賠償に関しては、東電(株主を含む)、国、そして、私たち全員(増税という形で)で、 責任を負うことは明白です。 国債は論外でしょう。 なぜなら、私たちがこれまで恩恵を受けて来て、事故を起こし、 将来の世代にとんでもない重荷を背負っていただく上に、 そのコストを将来の世代に転嫁する、とはとんでもないことですから。 所得税にするか、法人税にするか、消費税にするかの議論は、 極端に言えばどうでもよく、 『復興税』としてさっさと実行する時期です。 2-3年ぐらいの期限付きでも構いません。 こんな時こそ、スピード感が必要です。 私は脱原発の方針が国策として明白になれば、、 個人や業界の意識が激変すると思います。 既にある技術を国として、どうシステム化するか、 という意識にも加速がつくでしょう。 又、新たな技術も導入されるでしょう。 もうそろそろ、個人(自治体、各種団体など)、政界、官僚、経済界、世界中の専門家が 『本気で手を結んでやろうじゃありませんか』 ということです。 いい意味での心の余裕は大切ですけどね。

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