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10年前まで、私は毎日眠ったように生きていた。 「安心」「安定」という名の心地良いベッドに横たわり、 毎日眠りつづけた。 私は「現実」など、見たくもなかった。 「現実」は、私にとって「退屈」と「悪夢」でしかなかった。 だから、いつもそのベッドの上で、「夢」を見ていたかった。 そうすれば、その間は「現実」を忘れることができた。 私が「現実」で持っていたものは、「必要なもの」ではあったけれど、 「本当に欲しいもの」ではなかった。 その日私は、ある夢をみた。 私は、心から楽しく笑っていた。 私は、本当に手に入れたいものを持っていた。 「そう、これなんだ!私が欲しいのは!」 ・・・そう思った瞬間、その夢から覚めた。 私はまた「現実」に戻った。 そして、まだ「安心」という名のベッドの上にいた。 「夢」だったんだ、「現実」じゃなかったんだ。 心の中の私が、「この現実は、私の人生じゃない」と、泣いていた。 そして、私は決心した。 「現実」で「夢」を実現させよう。 そして私は、「安心」という名のベッドから飛び降りた。 ひらり・・・♪ 本当は、大ケガをすると思って、とても怖かったけれど、 今もこうしてちゃんと生きている。 着地点で私が出会ったのは、 やっと体と心と思考が一つにつながった「本来の自分」。 長年忘れていた、本当の感情や情熱を、私はついに取り戻した。 一番会いたかった自分だった。 また会えて良かった。 心地よいベッドでの眠りから早く目覚めて本当に良かった。 あのまま心地よいベッドから起き上がれていなかったら、 今の私は、存在しないのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.08 17:30:17
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