嬉しいお便り
7年前に検査をしたお子さんのお母様から、嬉しいお便りをいただきました。お許しをいただいたので、ご紹介させていただきます。「初めて先生の所に検査にお邪魔した時、娘は高校1年生になっておりました。幼い時から、この子は目が見えていないのではないかという思いがありまして、近くの眼科のお医者様、いくつの病院を回った事でしょうか?いつも言われる事は同じでした。お母さんの思い過ごしです。悪いのは目でなく、頭でしょう。注意不足の性格です。左右が判らず、アルファベットのbとdpとqの区別がつかない、ボールや縄跳びが怖い、偏と旁が逆になる‥、北出先生でしたら判って頂ける様々な事が、お医者様には理解して頂けず、ましてやどうすれば改善するかを教えて頂けるはずもなく、本当に手探りで何とか子供を育てて参りました。階段から落ちる、車にぶつかる、転ぶ‥怪我の絶えない子でした。初めて北出先生の検査を受けさせていただきました時に、先生が私に言って下さった言葉を、先生は覚えてらっしゃいますか?私は、先生の言葉に救われました。10年間、私のしてきた試行錯誤の子育てが、本当に報われた気が致しました。出来るならば、もっと早くに、先生とお目にかかれていたなら、この子もこんなに苦しまずに楽だったでしょうに・・と思ったものです。でも遅くにではありましたが、先生に眼鏡を作っていただき、娘は幸せでした。娘は、お蔭様で、憧れておりました大学に進学できました。(志望学部は叶いませんでしたが。)最後まで、数学の図形には苦しめられたようですが、それでも、センター試験レベルならば何とかなったようです。英語を読むスピードも眼鏡のおかげで速くなりました。自分の眼が外の世界をどの様に映し出しているかは、見ている本人以外には分からない事で、とてもやっかいな事ですね。私は今でも時々、これは娘にはどんなふうに見えているのかしらと思うことがございます。それでも北出先生に見ていただくまでは、時々ではなく、常時そう思っておりました。本人にとりましても、先生との出会いは見える世界が変わった出来事だったのです。私共にとりましてはやっと出会えたご理解くださるたった一人の先生で、本当に感謝という言葉以外に言葉をもちません・・・・」両眼のチームワーク、遠視と乱視があり、それらを矯正するプリズム眼鏡をかけてもらい随分と見やすくなったのがよかったようです。眼球運動のトレーニングも行ってもらいました。視覚のハンディというのはそれでも残っていたようですが、憧れの大学に進学することが出来て、本当によかったですね。娘さんとお母様の今までのがんばりの賜物です。私も励まされ、元気をいただきました。嬉しいお便りをありがとうございました。お手紙を大事にさせていただきます。