神戸魂

ＦＣ岐阜　0－1　ヴィッセル神戸
【得点者】岐阜：ー 神戸：（23'）渡邉千真

内容が低調だったのは否めないね。
特に攻撃面での低調さが目立った。
キャプテン千真がワンチャンスをしっかり決めたのは、さすがだけど。
それでも、シュートはたったの4本と、不安はかなり残った。

ただ、不安と不満の残った攻撃面に比べると、守備はまずまずだったかと。
岐阜の１０番の個人技に苦しめられる場面はあったし、不満をあげればきりはないけどね。
それでも、まあ開幕前ですし、ポジティブに振り返れる面はあったと思う。

やはり無失点で終われたのは大きいよね。
去年は無失点ゲームが本当に少なかったから。
リーグ戦全体でも５試合、ホームでは川崎戦だけだった。
これでは、勝ち点が積み上がる訳がない。

やはり、どれだけ失点を減らせるか。
その結果として、どれだけ無失点ゲームを増やせるか。
これこそ、今年の躍進のカギだろうね。

悪くなかった守備陣ですが、特に岩波は力強さを増したように見えた。
もう誰が見てもチームの中心だからね。
今年は期待されるのではなく、当たり前の様に結果を出す存在になって欲しい。
岩波なら出来ると思う。

あと、後半から伊野波が出たけど、全く問題なかった。
安定感があったし、やはり実力者だよ。
岩波とのコンビネーションも良さそうですし、かなり期待できる。

そして、守備の最大のカギを握るのは間違いなくスンギュだね。
そのスンギュだけど、実力の片鱗は、しっかり見せてくれた。
難しいシュートにも対応するなど、レベルの高さも証明した。
２度ポストに救われた様にも見えたけど、これもスンギュの守備範囲の広さが生んだものとも言えるかと。
良いゴールキーパーは、ポストも自分の手足のように利用出来るのかもしれないね。

当たり前のことだけど、やはりＧＫは大事なポジション。
その出来はストライカーと同じぐらい勝敗に直結する。
日本代表の西川や東口と遜色ないＧＫを手に入れたのは、とてつもなく大きな補強だよ。

ほんとスンギュがしっかり力を発揮すれば、無失点ゲームは増えるはずだから。
上位のチームは年間で １０試合ぐらい無失点ゲームがあるし、優勝した広島は１４試合もあるから。
神戸も同じぐらいになれれば、自然と順位はあがるはず。

とにかく、しっかり守り切ること。
今年の目指すべき神戸が少し見えた試合だったのかもしれないね。
先ずは、ホーム開幕２連戦を無失点で切り抜けたい。
スンギュを中心にそれだけの陣容は整ったはずだから。

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