神戸魂

ジュビロ磐田 3 ー 4 ヴィッセル神戸
 【得点者】神戸：ペドロジュニオール(45分、50分)、レアンドロ(57分、90分+2)
                磐田：ジェイ(29分、87分)、川辺駿(66分)

鳥肌ものの劇的な勝利だった。

正直に言えば、少し勝利を諦めかけていた。
引き分けかと、下を向きかけていた時間帯だった。
ボールがゴールに吸い込まれた瞬間、ゴール裏はお祭り騒ぎになった。

レアンドロが最後の最後に決めてくれた。
その価値は大きい。
かなり厳しい状況だったからね。

PKの同点ゴールでヤマハスタジアムの空気は変わったから。
ジュビロサポーターの盛り上がりは、凄いものがあったから。
あのままスタジアムの勢いに飲み込まれるのも、あり得る展開だったから。

だからこそ、価値ある決勝ゴールなのは間違いない。
軽々しく言いたく無い言葉だけど、まさに値千金。

ルヴァン杯のショックを打ち消してくれた。
首位戦線に名乗りを上げた。
いよいよ初のタイトルが現実的な目標になってきた。
その価値は、勝ち点３にとどまらないね。

あと、ペドロの活躍も凄かった。
レアンドロも良かったけど、それ以上の輝きを放った。
1点目は簡単には倒れない強さ、自慢のスピードを遺憾なく発揮したもの。
圧巻のプレイは2点目。
難しい位置だったけど、豪快に撃ち抜いた。

決勝ゴールも、ペドロの絶妙なロングパスから生まれたもの。
レアンドロとの阿吽の呼吸も完成の域に来てる。
今が全盛期と確信させるプレイだったね。

少し残念だったのが、審判のこと。
劇的な展開になったのは審判の貢献も大きかった。

磐田の1点目は完璧にオフサイド。
勝敗を左右しかけたPKも不要なもの。
伊野波がアダイウトンを引っ張ったとの判定だけど、むしろ引っ掛かった程度のもの。
それもお互いがやりやっていただけのこと。
試合を決定づけるようなPKを与える必要はなかったはず。

もう少しまともな審判なら、ここまでもつれる展開にはなっていない。
目立ちたいだけの審判なら本当にいらない。
勝てたから良かったものの、少し残念なレフリングでした。

さぁこれで4位浮上。
上には川崎、浦和、ガンバしかいない。
タイトルを狙うということは、彼らを本気で倒すということ。

チビってしまいそうな相手だけど、やるしかないんだ。
この3強を倒さずして、タイトルはない。
残り6試合、サポーターも覚悟を決める必要があるね。

次はユニバーで柏と。
まさに正念場だよ。
この一戦が大事なのはサポーター全員が分かってるはず。
絶対に勝って、一歩づつ進んでいきたいね。

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