神戸魂

ヴィッセル神戸 3 － 1 大宮アルディージャ
 【得点者】神戸：ルーカス ポドルスキ(49分、62分)、田中英雄(78分)
                大宮：マルセロ トスカーノ(60分)



こんな出来過ぎのデビュー戦があって良いのだろうか？
2ゴールを含む圧巻のプレーで試合を決めてくれた。
スターがスターの働きをしてくれたんだ、負ける訳がないね。

先制は圧巻のスーパーミドルだった。
ゴールが決まった瞬間のスタジアムの盛り上がりは、やばいぐらい。
これだけスタジアムを沸かせるなんて、ほんと凄い選手だ。

それにしても、まさかあそこからシュートを撃つとはね。
喜びよりも驚きが大きかったぐらい。
コントロールしてのシュートなのに、あのスピードと威力は反則級だから。
ましてや助走なしだからね、大反則だよ。

これが世界のパワーとスピードなんだろうけど、何より驚かされたのは正確なプレー。
パスもトラップも正確で、シュートも枠に飛ばしていた。

この日あげた2点もその正確性が生んだもの。
どちらもサイドネットを正確に射抜いた。
世界のストライカーはキーパーが絶対に届かないところを正確に狙うシュート技術を持っているのが実感出来た。
神戸にも千真やレアンドロなど高いシュート技術を持ってる選手はいるけど、ポルディはそれ以上。
これが世界なんだね。

試合後のポルディの姿勢も良かったね。
ヒーローインタビューを後回しにして、サポーターへの挨拶を優先した。
テレビ放映の都合で段取りは厳密に決まってるから、普通は無理な話なのに押し通した。
DAZN泣かせではあるけど、サポーターにとっては嬉しいこと。
ほんとナイスガイだね。

ひとつだけ残念なことがある。
それはハットトリックを逃したこと。
河本のハンドが誤審で見逃された。
あれがなければ、ハットトリックでの、さらにド派手なデビューになったはず。
デビュー戦は二度ないからね、それだけが残念なこと。

それにしても気持ちのいい勝利だった。
出来過ぎでもあり、大興奮でもあった。
この喜びをどう表現したらいいのか分からないぐらい。
これだけの選手を呼んでくれた三木谷オーナーには本当に感謝しかない。

この勝利で不安は全て吹き飛んだね。
僕たちはフォルランやセレッソと同じ轍は踏まないと確信出来た。
そう、僕たちは最高のスタートを切れたんだ。
もう何も迷うことはないから。
後半戦は前だけ向いて全員で進んで行こう。

さあ、次はアウェイで柏。
強敵かつ最も苦手とする相手なのは間違いない。
ネルシーニョ体制でのリーグ戦は一度も勝ててない。
去年の2ndステージの快進撃中でもホームで引き分けるのがやっとの相手。
今シーズン一番の難所といっても言い過ぎではない。

そんな難しい相手だからこそ、絶対に勝とうよ。
次勝ってこそ勢いは本物になるから。
今こそ神戸の力を見せる時だよ。

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