2007/09/07(金)00:27
さよなら パヴァロッティ
Pavarotti si è spento.
オペラ界の巨匠、ルチアーノ・パヴァロッティが 今日、9月6日に亡くなった。
71才という年齢は まだ若いと思わせるものの、膵臓ガンという死因については、もうこれはどうしようもない。
三大テノールと呼ばれた 彼らのうちで 私が一番好きな声は ホセ・カレーラスなんだけれど、それでもパヴァロッティの笑顔は 人懐っこいイタリア人のそれそのもので、とてもとても親しみを覚える。
イタリアの衛星放送をちらりと観て ニュースで彼の棺が 大切に運ばれる映像を目に、
ああ、きっと彼は 自分の命がもう長くないことを感じていて、
モデナに帰ったんだろうなあ。
アメリカで延命治療を死ぬまで続けるより、
イタリアで死に、安らかに眠りたかったんだろうなあ。
と、思った。
それが最後の人生の選択で、 そうできたパヴァロッティは やっぱり幸せな人だったんじゃなかろうか。
ご冥福を お祈り致します。