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2007/12/22(土)00:49

昨日と、今日

パタパタと過ぎた日々(48)

昨日、12月12日。 ジョルジャの家族が 翌日 里帰りで発つ、と聞いていて、息子の保育園のパーティーに一緒に来る? と誘われたものだから 久しぶりに(というか、今年度初めて)自分がイタリア語を教えていた学校に 伊織と2人、足を向けた。 ジョルジャは 直前まで、まだ荷ができてない、何を家族に持って行こうか ずっと用意し続けているらしい状態 と言っているのに、 何と、今年20人もいる保育園児の中で 彼女が殆どメインで 手伝っていた。 保育園の先生二人に頼まれて イヤと言えなかったんだろう と想像する私。 ああ、でもどうしてジョルジャに頼むのだ! あと一人 若いお母さんが手伝いに来ていたが。 その他の 18人の子供の保護者 に振れたでしょうに、パーティーの手伝い。 ジョルジャは 古風な女性そのもので、 忙しいにも関わらず 20人 + 伊織 の分の トナカイさん顔のクッキーを手作りして持参し、一人一人に 小さなオーナメントの贈物を用意して、 クラスを手伝って、 息子が参加しない クリスマス劇のリハーサルも 見守って、(寒い体育館の中で) 翌日発つ というのに 貴重な時間を惜しまずに与えて 終了時間に Devo scappare.(私、大急ぎで行かなくちゃ。)と家に戻った。 そして、今日、12月13日。聖ルチアの日。 大雪降ってるけど、無事飛行場に 早めに着いたかなー。 ああ、とても心配。 前もって大雪の情報は 知らされていただろうから、それに備えて出発したとは思うんだけど。 ジョルジャが誘ってくれなかったら なかなか足を向けなかっただろう(内気なんです。のこのこ顔を出して、イタリア語を教えた生徒に何と声をかけていいか 恥ずかしい気がするし)その学校に 広ーい駐車場に車を止めて、伊織と一緒に降りたら、 ハーイ! 二階の校舎の窓から、私たちを見つけて 数人の生徒たちが 声をかけてくれた。 ああ、ありがたいな。 結局 保育園の手伝いと 園児たちを見守るのに ずっとその教室に張り付いて 今 中学2年になった 彼らの教室を訪ねることは できなかった。 終わったら 先生方も生徒も 皆ランチタイムで食堂にいる。 食事中の場を訪ねるのは 気が引けて、伊織の保育園にも向かわないといけないので(彼の保育園は午後) また 消えるように立ち去る状況下で ひなたー! と 声がした。 びっくりしますね。 ファーストネームで 呼んでくれるとはね。 一人の教え子が、外に掲げた国旗を 風が強いんでしまって来い、と使いにやられたらしい。 で、その子が 私に声をかけてくれた。 なぜか、子供たちの間で 今私は 名字でなく 名前 で呼ばれているらしい... といっても、私が話題になることなんか なかろうが。 なぜかしらね。 それが、嬉しい。 実は、 地元で開かれた 恒例の 秋の リンゴ収穫祭、遊園地の設備を作ったところで 子供乗り放題パス の夕、 夫と子供たちと連れ立っているところで ひなた! と声がした。 ヘッと思って振り返ったけど、それがどこからかわからず、 そのうち 教えた子たちが 2人ほど 一緒にいるのを見て、 一人の子とは お互い気づいて 手を振ったんだけど。 多分、 その子たちだったんだろう、 名前を呼んでくれたのは。 そんないきさつで、昨日 私の名前が呼ばれた時は 嬉しかった。 初日から最後の授業まで、 私は自己紹介をしていなかった。 どう子供たちと関わるか、すべてに不慣れで あたふたと過ぎていき、しかも スペイン語に切り替えます と ブツ切り状態で 「終了」してしまったため、 別れも何も ないまま 別れた子供たちが 名前を呼んでくれるというのに 意外な嬉しさを感じる。 ごめんよー、内気でぶきっちょな アマチュア教師で。

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