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カテゴリ:パタパタと過ぎた日々
映画、 Chitty chitty bang bang のDVDを、地元の図書館で見つけた。
メリー・ポピンズ、サウンド・オブ・ミュージック、アニー、 オリバー!、 雨に唄えば... と 何となく子供たちが喜びそうなミュージカル映画 DVDを ここ数年 一緒に観たりしているのだが、 ふと夫が言った ああ、チキチキ・バン・バンも聴かせなきゃ の言葉がずっと引っかかっていた私。 歌は有名なんだけど、 映画は観たことがない。 図書館の児童コーナーのところで 半年ほど前に購入されたらしく、New のラベルが貼ってあった。 お~、借りずにいられようか! で、昨晩 既に遅かったので 話の筋は無視して 音楽の個所だけ 拾って鑑賞。 子供たちも私も 夢中で聴いた。夫? 疲れて poltrona(肱掛椅子)でうたた寝してたな。 いい音楽だな、 と思う。 なんだか、うちの子供たちには ゲーム機やコンピューターをなるべく与えないで、 クラシックと言える映画を見せたりしている。 その反面で 最新のサンレモ歌謡祭とか ビデオ・イタリアとかも見せてるけど。 私が子供だった頃、 そういうものにお目にかかった記憶がない。 で、私が 子供時代に これを受け取っておけばよかったなあ なんて思うものを、 子供たちに紹介している... 気がする。 そんな日々の暮らしの中で、 古き良き時代のアメリカ に 何らかの形で触れながら、 近頃やっとアメリカ暮らしが 自分の中でスムーズになってきた。 日本の断片を おっきなものもちっちゃなものも 自分の内に抱えたまま、 アメリカに移住した日本人という状況なんだろうな。 でもここにいる イタロ・アメリカーノ(イタリアン・アメリカン)の二世・三世より イタリア的な自分でもある。 このごちゃまぜの文化の中で育つ 小梅と伊織。 ユニークに育ってほしいもんだ。 とはいえ、何よりも 安全に、 健康に。 そんなことを思いながら アッシジの聖フランチェスコや サンタ・ルチーア など聖人たちに 子供たちの無事を願って とりなしの祈りをと 祈っている。 この夏、 9/11 (Sep.11)関連の図書を やっと読む事ができて、今朝 炭疽菌を あの当時に撒いていたのでは、とFBIが容疑をかけていた米人研究者が自殺 というニュースを知った。 アメリカに違和感を覚えながら 9/11 が起きて、あの炭疽菌騒ぎが起きて。 夫は イタリアに移った方がいいんじゃないかと あの頃言っていた。 日常の暮らしに 恐い、という感情を抱いたことを 覚えている。 あれから7年が経とうとしている。 今の 落ち込み気味のアメリカに、 痛みや弱さを 体験している この国に どこかで やっと親しみを感じている。 イタリアを離れてもうすぐ 丸10年。 訪ねなくては。 心の故郷は どこなんだろうなあ。 道頓堀の食いだおれ人形(太郎)が姿を消すといって ものすごく寂しくなった 自分でもあります。(← やっぱり大阪人かな?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.13 05:12:36
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