|
テーマ:主夫と生活(273)
カテゴリ:主夫
息子が少年野球を始めて約8ヶ月が経ちました。
なかなか「モーレツ」な少年野球チームです(^^;) 雨天になると、僕なんかは 「久しぶりに家族4人で出かけられるかな」 などとちょっと喜んでみるのですが、早朝に電話連絡が入って 「待機」 となります。そして雨が止んでグランドコンディションも整う タイミングになると 「午後から練習」 などと連絡が入ります。たまに 「午後から試合、どこどこに集合」 という時もあって、そういう時は待機時間中に監督さんが必死に 相手チームを探して、電話連絡をしまくって、とにかく練習の 機会を作ろうと懸命なのだそうです。 そうしたコーチ陣の一生懸命さには頭が下がる思いです。 そのせいもあって、湖東地区では、指折りのチームと言われて います。 「へえ~、八幡シャークス?強いチームやん!」 と友人から言われたこともあります。 で、今日はこの息子の4年生チームが、滋賀県でナンバーワンの チームとの試合があるということで、朝から夕方まで練習の 付き合いもかねて参加してきました。 しかし、我がチームの子どもたちの礼儀正しさといったら! これが本当の子どもの姿なのかと、ちょっと複雑な気持ちにも なりますが、実に規律正しく躾けられています。 練習中の態度といったら、僕が少年野球をしていたころと ほぼ変わんないですね。 やたらと声を出す。奇声というか、怒鳴り声というか、とにかく 雰囲気を盛り上げよう、元気良くプレイしようということなんで しょうけど、とにかく、途切れなく声を出してる。 僕もそういう洗礼はしっかりと受けているわけですけど(^^) 監督さんやコーチ陣もなかなかに体育会系です。どうして日本の スポーツ界って根性が先立つんでしょう、、、、って、スポーツ してんだから当たり前かもしれませんが。 もちろん、根性は非常に大切です。 でも、それとクソミソに子供をけなすこと、怒鳴り散らして、大人の 言う事を聞かせることと、何の関係があるのかと思ってしまいます。 ともあれ、わがチームのコーチ陣は厳しいのですが、基本的に 褒めるところもしっかりと褒めてくれて、その場は厳しいですが 練習を離れると温かい面も感じられて、安心していられます。 「愛の鞭」を感じます。 でも、他チームとの対戦などを見ていると、 「貴様のストレスに、子供たちを巻き込むな!」 と言いたくなるような監督のチームにあたることもあります(^^;) しかし、一方には、プレイする子供たち全員の躾を実践するためには そういう方法を取らざるを得ない部分もあるかと思います。 とにかく、やんちゃ盛りの、家では甘やかされた子供たちが大半です から、そういう子供たちを集団で見ていくのは、本当に大変なことで あり、やはり規律を重んじさせようとすると「威嚇」が一番有効と 言うことになるのだろうと思います。 というか、教育する我々の世代もそういう躾しか受けていないのです から、これはもう連鎖していくしかないのかもしれません・・・。 今日もわが子も何度となく怒鳴られておりました(^^;) こないだは、泣かされたようですし・・・(^へ^;) 僕も実を言うと相当な「威嚇」と「体罰」を受けて少年野球をやっとり ましたから、野球をやること自体は好きですが、こういう場に来ると トラウマのせいでしょう、非常に緊張します。 今日も、試合中のベンチに見学がてら入らせてもらった のですが、緊張して声も出せず、しかも監督が怒鳴るごとに、自分が 怒られているような感覚になってしまいました(^^;) これではコーチ失格です・・・(^^;) 息子の話に戻しましょう。 怒鳴られながらも、やっぱり野球をやることは好きなんだと思い ます。息子は、せっせと通い(遅刻したり、試合用のユニホームと 練習用のユニホームを間違えたりしてますが)、1年生から やっている主軸の子供たちに混じって、レギュラーを獲得して います。 それはそれで素晴らしいことですし、もっともっと上手くなれる ように、そして不動のレギュラーを獲得できるように応援して 行きたいと思います。 同時に、それを取り巻く環境についても、色々と観察していき たいと思いました。 これは独特の「集団」ですし、子供の心に決して小さくない影響を 及ぼす「大人の強いパワー」が渦巻いている現場だと思います。 因みに、こんなこと初めてだったのですが、今日の県ナンバーワンの チームでは、大声、怒鳴り声を上げる子供が皆無でした。 シーンとしている練習。監督の声だけが響く試合でした。 静かに自分のやるべきことを遂行する。静かに状況を見つめる。 そんな雰囲気の中で試合をしているんです。ちょっとびっくりしました。 何でも全国的に有名な監督だそうです。何が有名なのかは良く分かり ませんが、指導法はかなりユニークです。 結果的には、息子のチームは「個人の力量は大差はないが、 試合では大差で負けた」そういう試合になりました。 そういう指導をしていることと、成績の因果関係は不明でしょうが 無関係ではないでしょう。 でもやはり、ほぼ一週間休みなし、つまり年間を通して、ほとんど 休みのない、練習漬けの毎日を子供たちは生きているのは確かです。 野球の神様とは、やはり慈愛よりも、服従、献身を我々に求めるので しょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[主夫] カテゴリの最新記事
|