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テーマ:主夫と生活(273)
カテゴリ:主夫
タイミング的にはやや遅れてしまったのですが、昨年も
訪れた紅葉の名所「教林坊」に行ってきました。 昨年同様、少年野球で来られなかった息子なしで、妻と娘と 3人です。 夕方前の西日が、地面に降り積もるように重なり合った 真っ赤な葉と黄色い葉を強烈に浮き上がらせていました。 ここは聖徳太子の建立で、その昔、といっても昭和の40年代 に白州正子が「芸術新潮」にその訪問を記している「隠れ寺」 です。 きぬがさ山、別名「観音寺山」の麓にあるこのお寺は、山の ほぼ頂にある「観音正寺」の末寺で、かつては30以上もあった ものの唯一現存するものだそうです。 竹林と100本以上あるといわれる紅葉の木のコラボは本当に 素晴らしいかった。そこに光と影の戯れが更に景色を鮮明な ものにしてくれます。 土と苔、そして紅葉・・・僕の靴は余計でしたね(^^;) それにしても1枚撮ったところでカメラの電源がなくなって しまったのはショックでした。なので、ほとんどが携帯での 映像です。やはり色の出方には問題ありですね・・・。 お茶室の手前に「水琴窟」があって、2本の竹から金属的で それでいて気持ちを静めてくれるような水のしずくの音を 楽しめました。 音の凄まじいばかりの洗練の境地という感じですね。 こんな音、どこを探しても世界中にないのではないかと 思ってしまいます。 色と音の日本的な官能を楽しんでいると、2年も連続して この風景を楽しめなかった息子のことが気になりました。 奴は奴で必死で野球に食らい付いているわけですが、それに しても、こういう風景に囲まれ、全身を抱かれる感覚という のも、これからしっかりと感じさせてやりたいと思いました。 一つのことに打ち込むことも大切ですが、一つのことを 豊かに学んで骨肉化していくためにも、それ以外の豊かさ を感じることも必要だと思いました。 僕にとっては、秋に欠かせない場所になってきました。 来年はもう少し紅葉が豊かな時に一度、そして夜のライト アップの風景も一度、と二度楽しめると良いと思いました。 今度は家族四人で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/20 06:03:47 PM
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