ヴィーテ･イタリア高岡（Hiruccio）のイタリアワイン＆主夫日記

モンテヴェルティーネで「サンジョヴェーゼ真髄」を味わって
から、ディナーの時間まで、再びグレーヴェ･イン･キャンティ
に戻って、少しばかりのショッピングタイムを楽しみました。


ここには、ファロルニというトスカーナでも有名な肉屋＆
サラミ屋がありますので、主にそのお店でうろうろしました。




夜のグレーヴェ･イン･キャンティのピアッツァも風情があり
ます。ほとんど人通りはありません。完全にオフシーズン
なんですね。





ディナーは、前日同様にイル･トッリオーネでのディナー
でした。

同じ場所で数回食事を取るのも、また格別に面白いものです。

そのリストランテの奥行きといいましょうか、入り口だけでは
ない、真の姿も垣間見られるからです。


今回は、嬉しいことに、３日間のディナーをオーダーした我々の
ために魚介料理を用意してくださいました。





前菜は海老のロースト、レンズマメのソースとカリカリ状に
焼いた生ハム添えです。


レンズマメのソースに濃厚な海老の香りが乗っていて最高に
美味しいお料理でした。





第一の皿はパスタではなく、リゾットでした。
ヴォンゴレのリゾットでブロッコリーのソースがあしらわれて
おります。


これには強い塩気を感じました。


トスカーナ独特の味付けですね。それでも米のアル・デンテ
具合が素晴らしく、見た目の美しさも申し分ありません！


写真がないのが残念ですが、最後のお料理は、


ポテトと野菜、トマトなどで煮込んだタコの料理でした。

トスカーナといえば肉料理の世界なのですが、やはり昨今の
ブームの影響や地中海沿岸のトスカーナの影響もたぶんに
入っているのでしょう、とても綺麗な流れのディナーだったと
思いました。





デザートは、レモンのケーキにキウイソースを添えたものです。


甘みのしっかりとしたケーキに酸味のしっかりとしたレモンと
キウイの風味がバランス良く、しかも力強く感じられて嬉しい
逸品でした！



我々だけのためにお店を開放して、メニューを組み立てていただき
ゆったりとした、これ異常ないというくらいにイタリア的な時間を
堪能できた夜でした。



サン･ファビアーノ･カルチナイアのスタッフの皆さん、リストランテ
のシェフ＆ソムリエールに心から感謝したいです！