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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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料理

2009/05/22
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カテゴリ:料理
7月の初めに、「近江八幡イタリアントリオ」のイベントを
行うために、3人で食事に出かけました。

目指すは滋賀県守山市、駅前通にあるフレンチ


   エピクス


であります。

守山のフレンチ「エピクス」

イタリアントリオの料理部門担当のバルベッタ岡村さん
のお店で働くスタッフが数回ここを訪れたらしく絶賛
されていたということで、岡村さんが予約してください
ました。


僕にとっては、とても珍しいことです。
なので、非常に楽しみにしていきました。


10席に満たないカウンター。その奥に10名入るか
入らないかのテーブル席。我々が到着したときには
地元の老人会?と思えるような、元気なおばあちゃま
たちの団体が奥の席を占拠しておりました。


サービスを司るのは、二人の美熟女。


全体の雰囲気も深みのある青と白、そしてエピクスを
象徴するロゴなどが散りばめられていてなかなか
雰囲気があります。


豚のモツ系テリーヌ


テリーヌは豚の頬肉や臓物を使ったテリーヌでした。
マニアックな一品ですが、とても美味しかった。豚の
それぞれの部位の風味と状態の良い脂身の香りと
舌触りがかなり感動的でした。


レンズ豆のスープ


いかにもフレンチですよね。スープがついています。
それも裏ごしされたスープ。これも絶品でした。上について
いるのは、パイ生地のスティックパンなのですが、この
サクサク感とスープのドロドロ感の触感のコントラストを
味わいます。定番ともいえる基本を上手く表現されていました。


鱸とそのカマのロースト香草風味


メインは魚料理にしました。

鱸とそのカマのロースト香草風味。カマを手づかみで
貪るように食べました。

素晴らしい鮮度、旨味。地中海的な香草も良く利いていて
食欲をそそると同時に、気持ち的にも満たされていく
自分を感じました。

典型的な地中海料理ですものね。このあたりにフレンチも
イタリアンも垣根はないのではないでしょうか。

エピクスのデザート


ラストのデザートです。ごめんなさい、具体的な内容を
忘れちゃった。これも柑橘系のシャーベットにハーブを
強く聞かせたソースをあしらっていたように記憶します。


食事の中盤から目の前で腕を振るうオーナーシェフとも
話をしました。


大津のプリンス、近江八幡のポアンド・ヴューのシェフ
などを務め、またフランスにも長期旅をされて研鑽を
積まれたとの事。


「フランスでは田舎の料理を色々と食べ歩きしましたが
 正直、日本のフレンチの料理の方がずっと美味しくて
 質が高いと思いました。

 だから僕は、フレンチの郷土料理というよりは、自分
 自身のレストラン的な料理を出したいと思います」


と、そんなお言葉も聞けました。ご自分の方向性をしっかりと
持っていらっしゃるのが素晴らしい。


その上で、まだオープンして一年ほどのお店の経営について
は、

 「なかなか難しいですね。自分の色を出したいけど
 出せば出すほどお客様の感性からは離れていく部分があり
 ます」


と謙虚に分析されていました。


個人店が魅力を最大限に発揮して、それが地域で評価され
贔屓されると良いですよね。


滋賀では、その歴史もあるでしょうけど、イタリアンよりも
フレンチの方が、質の高い料理を出しているように思います。


質の高いイタリアンはかなり乏しい。








Last updated  2009/06/12 02:20:03 PM
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2007/09/24
カテゴリ:料理
シイタケを大量に買い込んでいたら、やや痛み始めた
ものが出てきて(^^;)、さっそくすべてのシイタケを
にんにくとオリーブオイルでソテーすることに
しました。


驚いたことに、「腐りかけ」のややブヨブヨした部分が
フンギ・ポルチーニの味わいに似ていました(^^;)


おそらく衛生的にはギリギリセーフだったのでしょう。
そして味覚的には、ギリギリまで熟成させて(!)
味が濃厚になっていたのでしょう。


たっぷりの良いオリーブオイルと少量のにんにく、
僕は、にんにくはなくても良いぐらいだと思いますが
やはり少し深みを出すために入れました。


僕は何を炒めるのにも、ステーキ風にやるのが好き
です。つまりは、焦げ目をちゃんと付けるのが
ソテーの基本だと思っているのですが、特にきのこは
そういう風味を持っているように思います。


香りの絢爛たるお野菜ですからね。


内部の水分の残った部分。


表面に近い、火がしっかりと入って、食感のコシと
香りが出ている部分。


そして、表面の焼き色のついた、ロースト香で深みを
出した部分。


この三位一体がすべての料理のうまい、まずい、普通を
決めるんだと思います。


いずれにしても、ここにパセリを加えて、さわやかさと
香ばしさを加え、スパゲッティを和える。


シイタケというのは、日本のイタリアンでは普通使うでしょう?


イタリアでシイタケといえば、ちょっと変わった東洋の
きのこということになりますが、こちらはふんだんに
使ってもバチの当たる金額ではありません(^^;)


二つの味わいを楽しむために、レモン汁を振った皿と
パルミジャーノ・レッジャーノの粉末を振った皿に分ける、もしくは
レモンバージョンを先に食べ、あとでチーズバージョンでも
楽しみは増える(^0^)


いや、レモンはワインに代わってもらいましょう(^^;)


きのこは、繊細な香りが持ち味の食べ物だから、あまり
ドシンとくるワインはいけない。


オルソラーニエルバルーチェ・ディ・カルーソ・ラ・ルスティア [2006] 白


ピエモンテ地方の小さな生産ゾーンのみで作られるエルバルーチェ種を
使った珍しいワインですが、きれいな酸があって、きのこの風味を
全く消さずに膨らませてくれるでしょう。


パルミジャーノで、深みを増すなら、これじゃ!!


カンティーナ・チェッラーリオ  ドルチェット・ディ・ドリアーニ・ソル [2005] 赤


同じピエモンテのドルチェット種を使ったミディアムボディ。

肩の力の抜けたドルチェットときのことチーズの風味・・・
これ以上のひと時を何に望もうか!!






Last updated  2007/09/27 02:05:13 AM
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2007/09/14
カテゴリ:料理
昨日、海老またはフォアグラでこのワインを合わるような
ことを書いておきながら、買い物をしにいく時間が
取れませんでした(^^;)


 ゲヴェルツトラミネール [2005] サンタ・マッダレーナ

テイスティングコメントは昨日書きましたが、ゲヴェルツの
特徴が良く出て、しかも極北イタリアらしい香味の激しさと
酸の線の強さ、引きの長さがあり優美でした。

実は、この日は、スーパーで良い鯖がコストパフォーマンス
良く手に入っていたので、鯖の料理をしようと決めて
いました。

それにしても、鯖は高くなりました。輸入物で塩漬けして
一匹丸々ですと¥800ぐらいしてしまいます。

それが前回の買い物ですと富山産の鯖で目の輝く新鮮な
もので一匹¥300弱、素晴らしい!


さばは敢えて、洋風ではなく、和風にしてみました。
醤油やショウガとの相性も見てみたかったのです。


青魚である鯖の強い味わいに匹敵しながらも、あまりに
洗練した味わいのワインなら、その魚の猛々しい味の
猛攻にやられかねないのですが、このゲヴェルツ、
ライチ的でありながら、トロピカル風、特にバナナの
香りがあり、りんごジャムのような香りもあり、味の
迫力なら鯖に全然負けていないのです。

しかもアルコール度は14,5%!!

この迫力はしっかりした赤ワイン級です。


あわせて見るととても興味深いことに気づかされます。

まずアルコールのどっしりしたゲヴェルツが鯖にしっかり
のっかります。これだけですと、やや重苦しい、そればかり
ではなくトロピカル系の非常に甘い香りの放ちますので
やや鯖に対しては違和感があります。

バナナにしょうゆはかけないでしょう?
偏見をはずせば、できないことはないと思いますが(^^;)

それでも、このワインと鯖、独特の一体感が生まれています。

何故だろうと、何度もいっしょに咀嚼して分かるのですが
まず、醤油の味わいは赤ワインには、良く合うのですが
アルコールのしっかりとした白の香味ならちゃんとした
バランスを保つこと。

そして、もう一つ、全体の一体感に欠かせない要素は
しょうがの存在でした。

しょうがは、チーズや乳製品と同じように、甘い料理にも
しょっぱい料理にも使用される非常に使える幅のある
ニュートラルな味わいを持っています。

であるからして、このショウガの香味がワインと鯖の
つなぎ役になってくれるんですね。


僕たちの日常にしっかりと密着しながらも、ワインとの
接点になってくれるすぐれもの薬味です。


しかし、このゲヴェルツ、、、、次の日に開けても
まだまだ、いや、もっと甘みがまして、酸との
絡みも良く、引き締まった良いボディを呈しています。

味の迫力からして、絶対に鳥や豚、はたまた牛の料理を
オススメします(^^)

生産されるイタリア極北のアルト・アディジェなら
子牛とジャガイモのソテーでしょうか。

われわれなら豚で代用できるでしょう!



 ゲヴェルツトラミネール [2005] サンタ・マッダレーナ








Last updated  2007/09/15 02:42:13 PM
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2007/09/01
カテゴリ:料理

【安心の有機JAS】枝豆[直送]

アサヒスーパードライ 350ml 1本

「夏の旬の相性」として、すでに日本人のスタンダードと言っても過言ではない「枝豆ビール」。

思えば、アルコール飲料と料理との相性をこれほどまで強く世間的にアナウンスされた組み合わせもないのではないでしょうか。


料理とワインの相性、料理とビールの相性など、日常生活の中で、意識させることのない世間が、いやむしろ、そういう「ややこしい世界」からは遠ざかろうとさえする世間が、この夏「枝豆ビール」だけは無意識に無自覚に「枝豆ビール」を口にする。


ワインなら「白には魚、赤には肉」ぐらいしか言わない世間が!

ビールなら枝豆!と具体的に言う!!


それほどまでに素晴らしいのか!?


と枝豆をやや硬めにボイルして、触感を楽しみながら、甘みを出し、枝豆独特の緑の香りを口蓋一杯に広げてから、アサヒ・スーパードライを流し込む。




亜l;s身fcjkslmdgじゃsmふぃsgfぽせうjf!!




こ、これは!!
す、素晴らしい!!


軽やかなビールの苦みと酸が枝豆の甘みと繋がるんですね!
ビールはアサヒのスーパードライ以上に甘みがあっても、苦みが出ていてもいけない!

シャープな苦み、シャープで柔らかい酸、そしてほのかな果実味。
これが枝豆と繋がる条件!!


しかし、日本の戦後近代化を支えてきたと言っても過言ではない「枝豆ビール」には、確たる味覚的根拠があったということになります。


いえいえ、偶然とか適当とか、そういうレベルではない。ビールの酸と苦みが持ち上げる全体像のほのかな甘みは、数々の典型的な相性の中でも非常にハイレベルなものと言えます。


問題は常にテイスターのモチヴェーションでしょう。
この味覚的興奮は受け継いでいくものであると、自覚することが我々に求められています。


【安心の有機JAS】枝豆[直送]

アサヒスーパードライ 350ml 1本










Last updated  2007/09/02 12:34:05 PM
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2007/08/28
テーマ:主夫と生活(268)
カテゴリ:料理
カーチョ・エ・ペーペというスパゲッティがあります。

チーズと胡椒という意味です。


3種のスパゲッティというのは、この「ペーぺ」をいろいろなスパイスで試してみるというワクワクの料理です。3種のスパイスを混ぜるという意味ではありません。


チーズは、パルミジャーノの摩り下ろしを使います。
たっぷりとパスタに絡ませると、本当にそれだけで十分に食欲をそそるシンプルなパスタになります。チーズはできるだけ良いものを使ってください。パルメザンではなく、パルミジャーノ・レッジャーノを使ってください。塊の中心部のしっとりしたところは塊でいただいて、周りのやや硬い部分を摩り下ろすといいでしょう。


胡椒・・・・もっともスタンダードな味。
チーズとパスタの深いコクと甘みをピチピチと強調するための鋭角的な辛さ。甘い香りをキリッと閉める独特の香り。料理の味覚的なバランスを楽しむための手本のような教材でしょう。

文句なしに美味しい!!

そして、この赤ワインにもしっくり来ます。やはり胡椒を利かせた料理には、赤が近づけやすい。

ラ・セグレタ・ロッソ [2005]/プラネタ


白同様に、ワイナリーのスタンダードラインでここまで優れたレベルまで上げられるか!?というぐらいに味覚を楽しませてくれるワインがコレです。

果実味しっかり、酸しっかり、滑らかさしっかり、タンニンしっかり・・・「しっかり」という言葉がすべての味覚的要素に通用するワインです。だからこそ、カチョ・エ・ペーペのようなパスタ料理にはやや強すぎるのです。

だから、合わせる時は、ワインをほんの「ひと舐め」だけに抑えておくとバランスよくいただくことができます。


胡椒の次にパスタに絡めたスパイスは、「粉山椒」です(^^;)
僕の大好きなスパイスのひとつですが、パスタとしては非常に洗練された繊細な味わいになり、面白い。胡椒ほどに強い味覚的な刺激は与えませんが、この香りの広がりは独特!でも、おそらく、ロッソよりもビアンコに合う!


最後のスパイスは、「ナツメグ」。
よくハンバーグを作るときに用いるスパイスで、「肉の臭みを消す」というだけの使われ方をしているようですが、今回の驚きの一皿は、見事にナツメグのパスタでした。

spaghetti con cacio e noce moscato

と、レストランのリストに入れたいくらいです!(^^)


どう言ったら良いんだろう。

胡椒ほどに強い刺激はなく、シナモンほどに甘みがなく、それでいて、深い香りがあるスパイスです。香り、甘さは丁子的ですが、もっと線が細い。繊細なスパイスです。


実はシナモンでも試してみたのですが、これはまるでドルチェでも食べているようでいけませんでした。おそらく、シナモンの次に試みたからでしょう。素晴らしいそのチーズとパスタとの相性、全体の質感の高さに驚いたのです。


う、うお!


もちろん、このワインともしっくり来ましたよ!


ラ・セグレタ・ロッソ [2005]/プラネタ

あ、もちろん、この季節の赤ワイン。僕はしっかり冷やしていただきます(^^)


このラボラトリーには、息子も張り切って参加してくれましたが、まだまだスパイスは、いただきにくいようでした。娘などには口にもさせません(^^;)

チーズだけのパスタを「美味しい!美味しい」とガツガツ食べてくれていました。


なんちゅうファーストフードや!


とは思いますが(^^;)







Last updated  2007/08/29 01:53:43 PM
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2007/08/27
テーマ:主夫と生活(268)
カテゴリ:料理
最近、餃子を作るときは一種類だけじゃなく、数種類のネタに分けて作っている。


夕刻、妻は息子と夏休みの図工の宿題に取り掛かっている。娘は扇風機に吹かれて眠っている。


僕は黙々と餃子を包む(^^;)


今回は、野菜3種の餃子で、玉ねぎ、ゴーヤ、そしてじゃがいも。


玉ねぎはみじん切りにして水にさらして、良く絞る。
ゴーヤも小さめに切って、塩をふり、良く絞る。
ジャガイモも小さく切り、一部摩り下ろして、豚肉と絡める。

塩、胡椒、しょうが、そしてシナモンは同量で配合するので、三つの野菜の個性が際立つ餃子になるはず。

醸造法を同じにして、テロワールの差を際立たせようとする醸造家が持つコンセプトと同じ餃子だ(^^;)


結果は如何に!


玉ねぎの餃子は、これはまさに肉まんの味。練り芥子が欲しくなる味でした。

ゴーヤは、苦味が際立って、非常に美味しかった。この苦味が豚の癖をやわらげてくれるんですね。これは悪くない相性です。夏の餃子としては最高ではないでしょうか。

じゃがいも・・・・、何故か豚の臭みを強調してて、全然良くなかった。予想としては一番美味しくなる予定だったのに・・・。


ジャガイモはでんぷんの甘みが肉の甘みと一緒になって、臭みを消す要素としてのしょうがを甘さで覆い隠してしまうからでしょうか。とにかく豚くささが前面に出ていて、あまり美味しくありませんでした。


いろいろな発見はあって楽しかったものの、やっぱり白菜の餃子が食べたい!
と思いました(^^;)スタンダードというものは、だてにスタンダードじゃないんだなと思います。








Last updated  2007/08/29 01:29:22 PM
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2007/05/28
カテゴリ:料理
昨日に続いて「美郷」について書きます。


メインのお料理からでした。

まずお魚料理。

気仙沼産もどりかつおのロースト、ビーツ、インカの目覚め、新玉ねぎ添え。


食材に拘る毛利さんらしい一品。かつおは比較的火がしっかりと通っている
のですが、やや残ったレア感と野菜とのハーモニーを楽しみます。「インカの
目覚め」というのは如何にも変なセンスの名前ですが、ポテトの原種だと
いうことです。じゃがいもとサツマイモを足して2で割ったような、甘みの
凝縮感はサツマイモ、食感のホクホク感はじゃがいものようなオレンジ色
鮮やかな芋でした。

ビーツの色も爽やかなシチリアオレンジ色で、色調が明るくてハーブの
緑とも調和が取れていました。


このときに開けたワインがコレです。持込をさせていただいたワイン。
シチリアツアーの帰り道、ミラノでMさんが購入したこのワインです。


cool便・トレッビアーノ・ダブルッツォ [2001] エドアルド・ヴァレンティーニ

2003年ヴィンテージです。

果実と樽香のハーモニーに尋常ならぬ個性を感じさせるワイン。
根本的に昨今のワインとは一線を画すような、凛とした存在感の
ある味わい。

焼きバナナ、カリン、火打石、柑橘系の果物、水道水、カルキ・・・
・・・こうした描写がこのワインをどれだけイメージさせるか分かりませんが
ヴァレンティーニを飲む時は、それだけで充実した時間が流れます。

美味しさに感動するだけじゃなく、 美術品を前にしたような
厳格で生々しいアートに出会った時のようなのです。

果実がグローバリズムの中で均一化していく中で、ヴァレンティーニの
果実は土と天候、そして彼自身の英知となんら均衡を崩すこと
なく、ただそこに存在しているだけ、といったようなおおらかな自然の
佇まいを持っています。


Mさん、本当にありがとうございました!!


不思議ともどり鰹の旨みにもぴたりと来ました。
ヴァレンティーニの味わいは、一見シャバシャバの薄いワインにも似て
どの料理をも犯さない味わいの優しさ、柔らかさがあって、それでいて
味わいの個性もしっかりとあるところが面白い。


レモンのシャーベットの後にメインの肉料理です。


子羊のロースト、なると金時、夏大根のミルフィーユ仕立て、
アスパラ・ソパージュ添え、そして黒オリーブのソースとなすの
ピュレソースがちりばめられています。

子羊は久しぶりにいただきましたが、本当にある種のクセを含めて
高貴な肉だなと思いました。このコースの最後を飾るにふさわしい
質感です。


目に楽しいだけではなく、一品一品に気が配られ、そして全体の
一体感で楽しめる料理でした。


デザートでいただいたバルサミコ酢のクレーマ・カタラーナが実に
印象的でした。甘みとバルサミコの果実と酸、そしてスパイシーさ、
キャラメルの苦味、クレーマのまったりとした食感・・・味覚の
プロポーションがユニークです。


食後のコーヒーは、となりのソファのある部屋に移動しての
またまたゆったりタイムでした。

そこで毛利シェフと久しぶりにお会いできておしゃべりできたことが
嬉しかった!いつもながら謙虚で、そして理想を追い求めながら
今を大切にされているお人柄には本当に職人としての誇りと
リーダーとしての強い自覚が感じられ、自分自身への刺激にも
なりました。


あまりにも、あまりにもゆっくりとした時間の流れを堪能できましたね。



これこそイタリアン・リストランテ真髄です!!



お店を出る頃は、まだ夕日はありませんでしたが、夕暮れ前の
光が京都の古い路地に漂っていました。


毛利シェフ、サービスの岡田さんがいつまでもいつまでも我々を
見送ってくださいました。






Last updated  2007/06/02 08:03:55 AM
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2007/05/27
カテゴリ:料理
京都の新進気鋭のイタリアン「美郷」にお邪魔してきました。

ごいっしょしたのは昨年の「シチリアツアー」のメンバー。久しぶりの同窓会という感じですが、まだ一年も経っていませんし、しかもメンバーとは色々な機会にいつもお会いしていると言う感じなんですが、気さくな仲間なので何かとイベントがあります(^^)


京都の美郷はご存知でしょうか。
元「レプロット」のシェフ、毛利さんがシェフ&プロデュースする町屋のイタリア料理店です。京都ではとてもこのスタイルが流行っているようですね。でも、毛利さんのお店は外からイタリアの旗も立っていませんし、本当に周りの景観、雰囲気も大切にされています。

歩いて近づいていくと、京都らしい古い民家が沢山あって、様式とかは分かりませんが、格子戸の向こうに長い廊下があって、いくつかの民家が寄り添っている感じは、バジリカータのマテーラの民家を思い出させました。



中に入ると初老の方々の団体が静かに盛り上がっていました。とても良い雰囲気で客室の良さも居心地の良さの一つに入っているのでしょうね。


二階に通されたのですが、やや熱い外気と暫く歩いて来た事もあって、少し汗ばむ感じなのですが、安易に空調がかかっていることなく、外からの涼しい風にゆっくりとクールダウンする気持ち良さも心が落ち着く感じがしました。窓からは京都の古い屋根の景色が楽しめます。静かな古い住宅地の真ん中にあるので、空間すべてで落ち着けます。

オーダーの前にプロセッコをいただきました。
泡の細やかさ、ムースの立ち具合に驚かされます。きっちりと冷えていると非常にフルーティーで良質のプロセッコに感じられるクリーンな洋ナシの香りがチャーミングに出ていて、ほっこりします。これを飲みながらメニューを選んだのですが、実にゆっくりと時間をかけました。イタリアの高級レストランに行ったときのような感じです(^^)

一般的なランチにしようと思っていたのですが、好奇心から「おまかせコース」の内容を聞いてしまい、そのラインナップがさらに全員の生唾を誘って、あえて「時間のかかる」コースをオーダーしました。


サービスの岡田さんがてきぱきと、そしてはきはきと、非常にはつらつと働いてらっしゃいます。行き過ぎた洗練や奇の衒いもなく、お店の雰囲気に自然に溶け込んでらっしゃっていい感じです。


最初の料理は、付きだしで「気仙沼産のホタテの燻製、赤ピーマンと新玉ねぎのまりね添え」です。ホタテの強くて綺麗な甘みとスモーキーな香りは、プロセッコのフルーツの香りと優しい酸に上手く押し出されて、更なる深みを増していました。


次のお皿は、姫ニンジンの冷製ポタージュにプーリア産のブッラータチーズをあしらったもの。ニンジンポタージュの甘みにブッラーターチーズ(モッツァレッラの中にバターのような生クリームを詰め込んだチーズ)の酸味が完璧にあってましたね。野菜とブイヨンの、ほのかで繊細な甘みにモッツァレッラのピチピチした酸が綺麗に重なり合って、クリームによるコクを出す。これはもう芸術的としか言いようのない料理です。



温かい前菜は茶美豚バラ肉で茗荷のコンフィ添え。水菜やトレビス、ルコラなどの野菜がちりばめられています。

ばら肉の脂身の食感、そして脂の香りは豚ちゃんの食材としての魅力をこれ以上ないほどに表現しています。そのモチモチ感とアニマルな香りとは対照的な植物的な香りと添えられた野菜のバリバリ、パリパリの食感と香りがバランス良く、なにかしら聡明な気持ちになるような、心地よい緊張感を感じさせてくれます。

パスタ料理は手打ちのトレネッテです。フェットゥッチーネを少し細く、太くしたようなパスタですが、乾麺とは全く違った次元でのアル・デンテ感がとても僕の好みにぴったりでした。ソースはウォッカ風味のウニ!!ウニが実にフルーティーで美味しかった(^^)

素材の質、鮮度には本当に安心していられるお店ですね、美郷さんは。

ワインは二本目のワインです。

パーリ社のエンテマーリ。サルデーニャ島の白ワインです。

フルーティーさとどことなく素朴さを感じさせるワインですが、かといって、田舎臭い感じはありません。つまり非常に高い精度で作られた白ワインという感じです。シャルドネとヴェルメンティーノ、マルヴァジア・ディ・サルデーニャ。


毛利さんの綺麗で深みのある料理、そして町屋の昼下がりの雰囲気にはとてもぴったりと来たワインだと思いました。


ちょっと長くなったので明日また書きます!







Last updated  2007/05/31 02:35:10 PM
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2007/04/12
テーマ:主夫と生活(268)
カテゴリ:料理
例によって、冷蔵庫の中の寄せ集めパスタ。

すべての材料を大体1cm角に切り、鶏のもも肉は脂身からカラリと揚げるようにいためる。もちろんオリーブオイル。にんにくは別にいらない。今回も冷蔵庫になかったから入れなかった。

「僕もやりたい!」

と新小学3年生の息子の登場。

いつも、テーブルを拭け、箸を並べろ、では納得しないらしい。フライパンでいかにも「料理を作ってる」という感じがいいんだろう。

包丁で材料を切ることと、パスタを鍋に入れること、そしてフライパンの前に立って調理すること。これらだけは、いつも積極的に参加してくれるが、テーブルのセッティングだけは消極的な彼。

全体をまんべんなく混ぜたりしながら、フライパンのあおり方を教えたりしたが、やはりまだまだ力が足りなく、気づいたときには、もうそこにおらずテレビの前に立っておった(^^;)


別に何の変哲もない、特徴もないパスタだったが、素晴らしい出来栄えだった!

ナス、赤ピーマンなど好んで口にしようとしない息子が一口食べて

「美味しい!」

とむさぼりついてくれた。


野菜のトロトロ感、香りの出方、パスタの茹で具合、オイルと茹で汁の絡み具合、パスタと具=ソースの比率、このあたりが綺麗に決まるとパスタ料理の醍醐味がアップする。


野菜の繊細な甘みに、フラスカーティの甘さと綺麗な酸とわずかな苦味はぴったり来た!


コスタン ティーニフラスカーティ

ここに来て、フラスカーティはやや酸が出すぎてきた(^^;)

でも、この酸が返って、鶏もの肉の脂身にきちっと反応してくれて、さわやかに口の中を洗ってくれる。

ややへたってきたワインも料理との相性ではぜんぜん活躍できるのだ!






Last updated  2007/04/13 08:46:09 AM
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2007/04/10
カテゴリ:料理
お客様の間、特になじみ深いお客様の間で、僕はとても忘れ物が多いことで有名です(^^;)

セミナーの後、イベントの後、色んな忘れ物をして帰宅してしまいます。

言い訳はしないことにして・・・、今日は先週の忘れ物を取りに「イタリアワイン講座」開催地である「ジーラソーレ」さんに行って、バイキングランチを楽しんできました。


前々から一度行きたかったのですが、これでようやく実現させることができました。他人に迷惑をかけない範囲なら、忘れ物もなかなか良いものです(^^;)

さすがにイタリアンのお店だけあって、色んなスパゲッティがあって、創作的な前菜もアリ、創作的中華ありで面白かった。店内は子供づれのお客様で盛り上がっていました。

興味を引いた料理は、水菜と鶏のミンチをにんにくオイルであえたスパゲッティ。にんにくや良く聞いており、鶏と水菜のペア、そして水菜とスパゲッティの食感の相性も面白い。家での料理としても簡単にできます。

ごぼうのアラビアータや、長芋のアンチョビ風味(土屋さんは実に長芋が好きだ^^;)
大根のホイコウロウとか、微笑しちゃうような料理が満載なのです。シェフの土屋さんのお茶目さが出ています。


後で、これからの講座でのお料理の打ち合わせや、バイキング料理のメニュー作りなどについて土屋さんとお話をしてきました。


帰りに長岡京駅前にある市の生涯学習センター(通称「バンビオ」)に行って、4月28日(土)のワインサロンの場所を確保してきました。この日はワインで色々と遊ぼうと思います。GWの予定が立っていないあなたは、必ず来てください!(^^)
http://viteitalia.com/NagaokakyoInvito.htm






Last updated  2007/04/11 04:11:51 PM
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