イタリアワインファンにとってのオアシス、笹山等の「ロスコ」
阪急百貨店イタリアフェアのセミナーの反省会&慰労会を兼ねてUさんとロスコの笹山さんを訪ねました。Uさんは、大学の先輩でして、でも彼はスペイン語の人。共通の知人が何人かいることが分かって、また彼の映画や演劇の好きな人なので、学生時代に観た映画の話など出来て楽しかったです。思い出話がほとんどだったでしょうか(^^;)色々と話し込んで、気付いたら最終電車ギリギリの時間になっていたのでびっくりしました。No.90007二本購入で送料無料!レ・マンザーネ プロセッコ・ディ・コネリアーノ・エ・ヴァルド...価格:1,995円(税込、送料別)最初に飲んだのが、ヴェネト州トレヴィーゾ県のこのプロセッコです。泡と酸に力強さがありませんが、香りが実にクリーンで濃厚なフルーツ香を持っていました。洋ナシや白桃・・・数あるプロセッコの中でも良く表現されていると思いました。次に飲んだのはコッリ・ディ・ルーニ。トスカーナ州とリグーリア州にまたがるDOCですね。グラディウス・コッリ・ディ・ルーニ・ビアンコ[2009]年・アジエンダ・ヴィニコラ・ラバイア・...価格:1,449円(税込、送料別)果実の力強さが感じられて素敵なワインでした。まったりとしたら・フランスのような洋ナシ系の香りと苦みのある柑橘系から蜂蜜の香りまで。地中海のイタリアらしい分厚くて田舎臭いワインなのですが、及第点をしっかりと越えた果実味とアルコールの甘み、個性としての苦みをしっかりとワインに蓄えて、素晴らしいワインでした。リグーリアらしくヴェルメンティーノ、アルバローラ、マルヴァジアのワインです。次なるワインはアルト・アディジェのピノ・ビアンコでした。これも特に大当たりの素晴らしいワインでした。ソーヴィニョン的なグリーンのノートとしっかりとした果実香を感じさせて、口の中での酸とアルコールのメリハリあるストラクチャーが好感を持たせます。フランチャコルタにもブレンドされるブドウですがイマイチキャラクターが掴みきれないブドウだと思っていましたが、このワインは全体の個性がきっちりと出ていて良いです。次の赤ワインはこちら!これも素晴らしいワインでした。酸がしっかりしてて、それほどタンニンのないクラシックなバルベーラの特徴が良く出ていますし、それでいて赤い果実系フローラルな香りがしっかりとあります。それでいながら肩肘張った凝縮感もなく、素朴さと洗練性を兼ね備えたワインと言えます。チーズはパルミジャーノ・レッジャーノとピエモンテのアルタ・ランガ「ラトゥール」を頂きました。ロビオーラ・ディ・ロッカヴェラーノ的なフレッシュタイプのチーズでとてもノスタルジックな気持ちになりました。これも素晴らしいチーズ。こういう質の優れたチーズと、見事なセレクトでサービスしてくれる笹山さんの存在は、まぎれもなく「都会のオアシス」ですね。Uさんとの楽しい話も相まって、気持ち良く酔っ払った夜でした(^^;)お陰で帰宅時に前代未聞の大失敗&未曾有の体験をすることになるのですが、それは明日書きます(^^)