『ツイてる !』 斎藤一人
本書を推薦してくれたのは、代々木校の吉野先生ですが、吉野先生ご自身も優れた著作が何冊もある偉い方なんです。なんとあの 『笑っていいとも!』 にタモリさんと一緒にレギュラー出演していたこともあるという大物です。
今度、吉野先生の本もど~んと取り上げますので、期待していて下さいね!また吉野先生の授業を受けたい方は、当教室 までご連絡下さい。あっ、VIVAの授業もなかなか良いですよ(笑)。
さて、本書ですが、著者の斎藤一人さん。毎年長者番付の上位にランクされ、非常に注目を集めた人物ですね。とにかく楽観主義。見習いたい。
では、吉野先生の書評です。
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著者はサプリメント「スリムドカン」などの大ヒット商品で知られる、銀座まるかんの創業者。全国累積納税額の日本一でも有名なつわものだ。
「カネは天下の回り物」ではなく、「カネは天下で回りっぱなし」 を地で進む生き方が投影した堅牢で創造的な文章。私たちの悩んでいることが、どんなにかちっぽけなモノだという現実がよくわかる。
「現在悩んでいることは一年後には消えてしまう」の一文を読んだだけでも、心の霧が消えていくではないか。
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『個人主義とは何か』西尾幹二
こちらを紹介してくれたのは、テレビにこそ出ておりませんが(笑)、ハンサム、独身、英検一級の福原先生です。
西尾幹二氏と言えば、もとは哲学者で文学博士なのですが、例の 『新しい歴史教科書を作る会』 の旗振り役としての方がずっと有名になってしまいましたね。朝まで生テレビなどに出演し、右翼の思想的リーダーのように言われることがありますが、本書はまったくそういう本ではありません。
本書のありとあらゆるページが入試に引用されているという事実からも、その内容の濃さがうかがえると思います。決して易しくはありませんが。
福原先生の書評です。
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40年前に出版され3年ほど前に絶版になった『ヨーロッパの個人主義』という本に、新しく最終章を加えてこのたび新書として発売されました。
「個人主義」とか「個性」というのは入試の現代文や小論文で頻出のテーマですが、この筆者の本もこれまで何度も取り上げられています。
上智大学で出題された問題を筆者自ら解いたらどうなったか、そのエピソードも収録されていて面白いです。堅い文体で難解な部分もありますが、受験生の方にもチャレンジしてもらいたい一冊です。
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それにしても、30才代で書いた本を70才を越えてから、少し加筆して復刊させるというのはすごいことですね。小林よしのり氏や西部邁氏、それに作る会の幹部とケンカしたり、仲直りしたり...、話題に事欠きませんね(笑)。
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