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クラシック音楽は素敵だ!!

クラシック音楽は素敵だ!!

5月のお勧め盤

5月のお勧め盤


新たなる発見と興奮!
Berlioz Norrington

ベルリオーズ 幻想交響曲 R.ノリントン指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団
CD 93.103


 今月はじめにピリオド楽器を多用したジンマンのシューマン交響曲全集に強い衝撃を受けましたが、衝撃度において匹敵するレベルの「幻想」の登場です。初演当時の楽器を使った演奏としてはガーディナーの91年録音が素晴らしいのですが、この曲の不気味で革命的な魅力は、場面場面でモダン楽器の使用もあってこそ再現されるものだと信じる私にとっては、今回のノリントン盤の方が納得できる演奏でした。とはいえ冒頭から始まるピリオドヴァイオリンの調べの素晴らしいこと。録音も非常に優秀です。是非お確かめください。それにしてもカップリングの曲のタイトル、「宗教裁判官」序曲。おっかない曲名だなあ。





ああ、ロマンティック!
Schumann Barenboim

シューマン 交響曲全集 D.バレンボイム指揮 ベルリン・シュターツカペレ
2564 61179-2


いや~ひと月に二度も異なるシューマン全集を推薦するとは夢にも思いませんでした。5月1日に推薦しているジンマンの演奏はまさにシューマン演奏史における「革命」でありました。ピリオド楽器の使用、生命力に溢れ野蛮ともいえるリズムを多用し、既成概念を粉々に粉砕した演奏だったのです。対するこのバレンボイム盤はというと、20世紀演奏史の総決算と言うべきか、それとも新たなる巨匠風演奏の誕生とも言いましょうか。モダン楽器の美点である響きの奥深さを最大限、これ以上はないくらいに引き出し、さらにバレンボイム自身による縦横無尽の解釈を散りばめた、「美しいシューマン」演奏なのです。
 「結局どちらが優れているのか?」といきりたつのは野暮というもの。様々な解釈が成り立つのがクラシック演奏の醍醐味です。願わくばジンマン盤とあわせてお聴きいただきたい名盤の誕生です。





これぞ神業!

チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 E.ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィル
ALT059


1975年来日時の実況録音。まさにムラヴィンスキー/レニングラード・フィルコンビ絶頂時の記録。同コンビによる「悲愴」演奏は現在6種類が確認されているが、決定版と誉れ高い60年録音(DG)を凌駕する、恐ろしいほどの気迫に満ち、圧倒的な演奏技術をみせつける演奏。
ステレオ録音として申し分なく、あらゆる「悲愴」の録音の中で必ずや上位に来るであろう偉大な魂の記録。まるで荒野に屹立する巨人を仰ぎ見るようだ。
私のベスト盤はカラヤン/ウイーン・フィルだが、その地位が揺らぐほどの衝撃を受けた一枚。是非聴いてみていただきたい。


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