国家公務員試験について
千葉県君津市で特定社会保険労務士・特定行政書士をしております宮地辰彦です。2022年の国家公務員一般職試験(大卒程度)の合格者が現行の試験体系になってから最多となったようです。昔の国家公務員Ⅱ種試験に相当する試験と思います。私が大学を卒業するとき(平成10年3月卒)は就職氷河期の真っ只中で、国家公務員も地方公務員も採用枠が絞られていたため、厳しい戦いでしたね。平成9年度は、君津市の行政職上級(大卒)は採用予定0人(つまり採用試験自体なし)、木更津市の行政職上級(大卒)は採用予定1人で、試験申込者が100人くらいいたと思います。現役のときの平成9年度試験と卒業後の平成10年度試験を国・地方問わず受けましたが、一次試験はいくつか合格するものの、どこからも最終合格・採用通知をもらえず、印刷会社勤務を経て、現在に至ります。あのときどこかしらに採用されていたらどうなっていたんでしょうね。あのとき採用された現在40代後半の職員は、試験で極めて好成績を出していると思います。並の成績では最終合格までたどり着けませんから。ただ、現在40代後半の職員は採用人数が少なかった時代の貴重な人材ですから、人事のときに困るのではないかと推測しています(これは民間でも同様)。ある世代の人数が極端に少ないと役職をつけるときにいろいろありますからね。そういうこともあって、好不況問わず新卒は必ず採用すると決めている会社もあるくらいです。