2006/10/14(土)08:27
第65回労働条件分科会
午前中に所用を済ませ、夕方から厚生労働省で労働条件分科会を傍聴。
今日もたくさんの人が傍聴に訪れていました。
庁舎前では全国労働組合連絡協議会と共同アピール運動実行委員会の方々が
熱心に活動されていました。
さて、分科会の状況ですが、今回は大きなテーマである解雇(金銭解決制度を含む)の部分と
安全配慮義務、配転、出向、転籍などの労働条件の変更、懲戒について。
非常に重要なテーマが目白押しです。
18条の2の取り扱いについては労使の意見が相変わらず対立しています。
使/契約法に移行することなく現行のままでよい
労/契約法に移行すべき
金銭解決制度についても意見の対立が際立っています。
使/解雇に関して双方の選択肢を1つ増やした
労/訴訟で解雇無効を勝ち取っても金銭で解決されてしまっては意味がない。
労働者の原職復帰の道を閉ざすものになる。
金銭解決は現行の和解制度を利用すればいい。
安全配慮義務については労使ともある程度の一致点が見い出せそうな感じがしています。
双方とも必要であるとの認識でいるようですので、
この部分については労働契約法に入れる方向で検討されることでしょう。
配転等の労働条件の変更については意見が対立しています。
使/就業規則で包括的に規定していればよい
労/就業規則の包括的同意は広く解釈されている感じがする
労働者の個別同意が必要
懲戒については若干議論しましたが、時間がきてしまいました。
次回は10月24日(火)17時から19時の予定。
結構過密スケジュールで開催しているのが気になります。