2014/06/09(月)10:57
ダンスプロジェクト
御友達から頂いためーるです。
人は楽しく、そして一人でもいいから認められたいってことがよくわかります。
私もそうだから
フィリピンの刑務所では刑務所内のモラルが悪く、頻繁に暴動が起きていました。
そんな囚人に規律や集団生活を教えるために導入したのが、囚人にダンスを教えるというダンスプロジェクト。
このダンスの様子をyou tube で公開したところ、世界中から反響があり、囚人のダンスを見るために世界中から セブ島を訪れる人が後を絶たず、今では観光地になっているそうです。
囚人は1日に最長4時間練習し、毎月末の土曜日に2時間のダンスショーを行っています。
ニュースでは、囚人が「一生懸命頑張ればみんなが喜んでくれる」「初めて、周りの人から必要とされた」と自信を 持ち、出所後の更正の大きなきっかけになっていると報道していました。
一つ目は奇抜なアイディア。
二つ目は「自分の存在を誰かに喜んでもらえた」「自分の存在を誰かに認められた」という感覚が更正のきっかけに なっているということでしょうか。
そして、それは誰かから一方的に与えられたものではなく、囚人自らが周りに働きかけたことが原因に
なっています。
囚人にとっては、塀の外は多分恐怖や憎しみの対象です。
「理解してくれなかった」
「追い詰めた」
「虐待した」
ところが、ちょっとしたきっかけでダンスという行為を塀の外に投げてみたら、
世界中の人が拍手と喝采で応えてくれた。
世界に働きかけたら、世界が応えてくれた。
囚人たちの世界観が変わりました。
「誰もわかってくれない」
「誰も必要としてくれない」
「誰もが自分を嫌っている」
孤独から抜け出すためには自分から働きかけることだということを知りました。
思いやりの気持ちをもって働きかければ、思いやりの気持ちが返ってくる。
これもまた因果の道理と言われます。