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期末テストに合わせて、ワークブックの提出が課せられている。

ワークブックは、５科目全てある。
期末テストとなれば、ページ数は膨大である。
日頃からやっておくべきである。

聞くところによれば、答えも付属しているので、それを見ながら、提出する、って事である。
そうでないと、間に合わない。
提出しないと、テストの結果が良くても、評価が悪い、との事。

しかし、こんな不登校になる前から、ルナは、答えを見ながらやるのは、嫌だ、と言っていた。
そういう固い、生真面目な所を、良しとするのか、要領が悪いと言うのか、その時は、笑って聞いていたが、今となっては、これは、大きな問題だ。

期末テストを別室で受ける、という事で、このワークブックをやる事にした。
勿論、付属の回答を見ずに、進める。
つきっきりで、指導する。

英語、国語文法、社会が終了した。
驚くほどのスピードだと思う。

本人は、県立の希望する高校へ行く一心で、頑張っている。

あと残りの数学、国語一般、理科は、更にページ数が多く、提出期限までは、間に合わないな、と思う。

ところが、肝心のルナは、夕方になって、発熱し、熱は下がったものの、眠れない。
その流れで、朝も起きれない。

期末テストを受けに学校へ行く、って事に、プレッシャーを感じているんだろう、

この状況を見ると、期末テストを受けに学校へ行けるか、どうか、疑わしい。

私が、傘を持たずに買い物へ出かけ、帰りにどしゃ降りに合い、濡れて帰ってきたら、ルナは、バスタオルを持ってきて、拭いてくれた。
嬉しかった。

このような心を未だ失わずにいる、精神状況を、これ以上、プレッシャーをかけると、何も考える事が出来ない、という事になり兼ねない。

学校へ行く事で、最悪は、２度と立ち上がれなくなるほど、トラウマを与えるかも知れない。

ぐったり寝ている姿をみて、迷う。
本当に、どうしたらいいのだろう。

時間は過ぎていく。
ワークブック、もう、これはいいさ。
だんだん、基準が下がる。

内申書だよな、、、。

この一瞬を頑張る事が、内申書を書いてもらえる条件なんだよ。
これを受けないと、希望の高校は、受験が難しいんだもの。

胸を引裂かれる思い。

結論は、出ない。