卒業を機に初心を振り返る
先週末、東京までひとっ飛びして卒業試験受けてきましたーーー。追い込みで勉強した甲斐あって筆記はなかなかの出来だったと思うわ(^_^)v夕方、筆記も実技もなんとか無事終わり一息つくまもなく、試験後そのまま友人のお家へ。かねてからメイクしてねといってくれていたお友達にメイクさせてもらったのです。その後は帰宅した旦那さんを交えて夜遅くまで食事をご馳走になって、お酒もかなりいただいてしまった。朝5時おきで東京入りしての試験。体はす~~~んごく疲れていたけれど、友達と過ごした時間があまりにも楽しかったので、心身ともに満たされて、幸福感が五臓六腑の隅々にまで染み渡った夜だったのでした。~~~~~~~~翌日はまた別の友人宅を訪れ4人にメイクさせてもらいました。そのうちの2人は前からの知り合いだけど、ほかの2人は初対面。うち一人は、友達からリハビリメイクの話を聞いてぜひメイクをして欲しいと遠~~くから、4時間近くもかけて、駆けつけてきてくれたのでした。年齢ばらばらの私たちに共通しているのは火傷。普通人前でメイクを落とすなんて事自体ないことだけれど火傷という共通の悩みを持つもの同士、素顔でフランクにお肌の悩みなんかを話しながらのメイク。傷の度合いや皮膚の状態もばらばらだけど、さすがかづきのファンデーーション。傷のでこぼこや、植皮の皮膚の質感や色目の違いも「カバーしてます!!!!!」って感じではなくてナチュラルな仕上がりなのにしっかりカバーできててお肌が見違えるほど綺麗になるのねー。ちょっとマッサージが痛かったと指摘受けたりして至らないところも多々あって反省もしたりなんかしたけど。それでも、みんながとにかく喜んでくれたのが嬉しかった。鏡を見た瞬間の「わーーーー綺麗!」という喜びの表情と、「お母さんに見せてあげたい」という言葉に数年前の自分の姿が重なって、思わず泣きそうになった私。この数ヶ月、ただメイクの技術を身につけることだけに必死だったけれど、改めて、このメイクを志した初心を思い出した。そう、私はこれがしたかったんやわ!今この瞬間もどこかで悶々と悩みを抱えて心を閉ざしている人にも、あなたにもチャンスはあるんだよと伝えたい。私が感じたこの喜びをあなただって感じられるよって。「ほらね!?」って。コンプレックスを乗り越えて、喜びに顔がほころぶ瞬間。その喜びを、この手で、この技術で引き出せる、ともに喜びを分かち合える、なんて素晴らしい嬉しい仕事。ほんの数年前の私にとっては人生の夢は結婚でもお金持ちになることでもなく「口紅をひく」ことだった。それが今では毎日当たり前のように口紅を引いて、「よし、今日もかわいいっ!」って鏡に向かって笑顔を作り意気揚々とした気持ちで会社に向かう日々。今私が感じてるこの幸せを、もっともっといろんな人に感じてもらいたいから。頑張ろうって。絶対に続けようって。フェイシャルセラピストに絶対になるんやって。固く固く心に誓った。何年かかっても、私、なるから。フェイシャルセラピストに絶対になるから!あの笑顔をもっともっとみたいから。今回モデルになってくれたみんな心から本当に有難うね。