2006/09/14(木)23:40
正太郎の冒険1(柴田よしき)
猫探偵正太郎の冒険1猫は密室でジャンプする 柴田よしき (2006.9.14読了)
これ、ずっと前からチェックしてたんですよね~
本屋さんでみつけて、背表紙の作品紹介を読んでから、
「なぬ??猫が主役のミステリ??」
猫好きでミステリ好きのワタクシが読まずしてどうする!!
そう思ってから、1年あまり(笑)ようやく読了しました~
猫なのに人語を解し、事件を解決してしまうスーパー・キャット正太郎。猫好き、ミステリー好きは絶対満足。「愛するSへの鎮魂歌」「正太郎とグルメな午後の事件」など、仕掛け満載の6つの事件簿。内容(「MARC」データベースより)
正太郎視点の作品が3編。人間視点の作品が3編。なかなか良いバランスですよね~
ただ、作風がものすごーーーーく違う!!
正太郎視点での作品は、ユーモアたっぷり茶目っ気たっぷりホンワカ気分になります。
一転人間視点の作品は、ちょっとダークな雰囲気で読後感もおどろ~って感じ。
実は、予想に反して一気読みしたのは人間視点の3編。
正太郎君はちょこっとしか出てこないのでそこは不満ですが、続きが気になって
あっという間に読んでしまいました。
ミステリというよりサスペンス風??かしら。
正太郎視点の作品はそれに比べて、ミステリ度は高めです。
でも、推理するというよりは「冒険」という表題の通り、行き当たりばったりに
手がかりを見つけて考える、といった感じかな~
ラストの「正太郎と田舎の事件」は本格っぽかったですけど・・・。
でもね、良いんです。そんなことは。。。
もう、ホント登場する猫ちゃんたちがすごくかわいい!!
そして、猫好きでないと書けない描写がところどころにあり、にやけちゃいます!
犬のサスケも良い味だしてるし・・・。
だから、総合的にはやっぱり正太郎視点の作品が楽しかったかな~
ミステリとしてより読み物として気に入りました~
TBさせて頂いた日記
未定の予定~ラビ的非日常生活~(みっつ君さん)